嘘が運んできたヤバい仕事
人気芸人の皆さんに、自らの身の周りで起こった面白かった出来事・不思議な出来事などを自由に話してもらう「ちょっと聞いてもらえませんか?~芸人小噺~」。果たして、今回はどんなエピソードが飛び出すのか!?
今回、小噺を披露するのはこの人!
そいつどいつ・松本竹馬さん
性的欲求が高まるあの歌手
松本竹馬:僕、「夢占い師」「夢鑑定士」っていう変わった資格を持っていまして、まあ外出自粛期間中に8万円かけて取ったんですけど。
「夢占い」っていうのは、夢の内容を教えて貰ったら、その人の夢を分析できるっていうものなんですけど。
その資格を元々取った経緯っていうのが、吉本のプロフィールの特技の欄に昔、尖って「ネタ作り」とかって書いてたんですけど、マネージャーから「痛いからやめてくれ」って言われたので、その時に出来もしない、ちょっと興味あるくらいの「夢占い」って特技の欄に書いちゃったんです。
そしたら、そのプロフィールを見たのか、「倖田來未さんを占ってくれ」っていうとんでもない仕事が決まってしまって、「ヤバい!占い師として動き出しちゃってる!」ってなって。
そのあとの打ち合わせで番組プロデューサーの人に「実は特技ってほどでもないんですけど、大丈夫ですかね~?」って正直に言ったら、プロデューサーが「じゃあ、この夢占ってくれ」って、そのプロデューサーがよく見る夢を言ってきたんです。
その夢っていうのが「地震の夢なんですけど、地震が起きているところに奥さんがいて~」みたいなことを言ってて。
でも僕、その時、地震の夢だけは知識があって、地震の夢っていうのは「日常生活の崩壊の前ブレ」って意味なんですよ。
だから、「もしかして奥さんとあまりうまくいってないですか?」って聞いたら、プロデューサーが「当たってる!できるじゃん!」って言ってくれて、それで倖田來未さんを占う番組が決まっちゃったんですよ。
そこから収録までにウソをホントにするために図書館で猛勉強して、何とか収録は乗り切れたんですけど…その期間、僕が「地震の夢」をめっちゃ見てました。
市川刺身:落語だな。
松本竹馬:その時の倖田來未さんの夢占いが「性的欲求がめっちゃ高まっている」っていう診断結果だったんですよ。
それ言ったら現場でめっちゃウケて、倖田來未さんも「なんでわかるん?」みたいにリアクションしてくれて。
そのあと資格も取って、もう一回、倖田來未さんの夢をプロの状態で占ってみたら、「性的欲求」さらに高まってました。
以上、そいつどいつ・松本竹馬さんの「ちょっと聞いてもらえませんか?~芸人小噺~」でした!
次回もお楽しみに!
(文・山﨑恵輔)
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