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兄ちゃん、漫才やって死んだんねん!!【リメイクするならオファーくれ!】

 

映画を観た瞬間、演じている俳優に嫉妬した。「この役、俺が演りたかった!」
そんな、猛烈に演じてみたい映画のキャラクターについて人気芸人が、愛を持って熱弁する「リメイクするならオファーくれ!」

今回、熱弁するのはこの人!


ミキ・昴生

今回、さんがリメイクして欲しい作品はこちら!

『ダークナイト』(2008年)

平和を取り戻したはずのゴッサム・シティを再び恐怖が襲う。人々が恐れるその男の名は……“ジョーカー“。バットマンの誕生を描いた『バットマン ビギンズ』のスタッフ・キャストが続編に挑む。クリスチャン・ベイルが前作に引き続きバットマンを演じるほか、『ブロークバック・マウンテン』のヒース・レジャーが宿敵ジョーカーを演じる。

 

そして、昴生さんがリメイク版『ダークナイト』で演じてみたい役はこちら!

 


ジョーカー/ヒース・レジャー

 

 

ジョーカー、まさかの関西弁⁉

 

  Q:どうしてジョーカーを選んだのですか?

昴生:『ダークナイト』のジョーカーの演技を観たときに、「この芝居に勝てる人おるんかな?」っていうくらい衝撃を受けたんです。だって、ヒース・レジャーって元々この作品のような演技をする人じゃなかったんですよ。僕、彼が出ている他の作品をいくつか観たことがあるんです。でも、初めて『ダークナイト』を観たとき、ジョーカーがヒース・レジャーって気付きませんでした。
ヒース・レジャーは、『ダークナイト』が完成する前(『Dr.パルナサスの鏡』の撮影中)に亡くなったのですが、あの作品で人生のすべてを注ぎ込んだのかと思うと素晴らしいなって思います。それぐらい僕も漫才に賭けて「今日の漫才、すごかったな」ってやりきった何日か後に…。

亜生:死ぬ(笑)?

昴生:いやいや…(笑)。
でも、あのヒース・レジャーを観ていて、「あ、これ全力を使い果たしたな」って思えるくらいすごかったですね。主役のバットマンを完全に食ったなっていう印象でした。映画の後半で病院を爆破して、ジョーカーがナースの恰好をして立ち去るシーンがあるんですけど、あのシーンも普通だったら面白くなっちゃうと思うんですよ。でもそれが狂気じみていて、怖さもあって、圧倒されましたね。

 

  Q:そこまで衝撃を受けた「ジョーカー」を演じる自信はありますか?

亜生:兄ちゃんには無理やろ!だって関西弁やで。

昴生:いや、それが斬新じゃない?ジョーカーの関西弁。だってジョーカーは、普通だったら狂気じみた演技ができそうなジム・キャリーとかにオファーしてもよさそうなのに、そこをまさかヒース・レジャーに頼んでるんですよ。だから、リメイクするときにまさか僕に来るとは思わないじゃないですか。観ている人も、予想外でしょ。それで、本編が終わってエンドロールを観て「え、ジョーカーの役ってミキの昴生だったの!?」って。

亜生:いや、分かるて!観た瞬間にみんな気付くよ。

昴生:メイクしてるから分からんよ。

亜生:それでも分かるって!

昴生:いや、分からんて!演技が素晴らしかったら。

亜生:「なんで関西弁やねん!」ってなるで。

昴生:そこが珍しくていいんよ。といってもまぁ、ヒース・レジャーには勝てないと思いますけどね。

 

家族で『ブラック・スワン』を観たら、大惨事!!

 

  Q:昴生さんは「悪」にあこがれてるんですね

昴生:そうかもしれないですね。ディズニー映画でも、僕はヴィランズ(ディズニー作品の悪役キャラたち)が好きなんですよ。中でもフック船長が好きです。
僕、ディズニーランドが好きなので、ディズニーランドでアトラクションに乗ったときに、「あ、こういう映画あるんや」って思って、後から映画を観ることが多いんです。例えば『モンスターズ・インク』のアトラクションに乗ったあとに初めて映画を観て、「まったく一緒やん!」って感動したんです(笑)。最近でも亜生と2人でディズニーランドに行きました。楽しいですよね。

 

  Q:映画も2人で観に行くことはありますか?

昴生:亜生と2人で観に行った映画で、僕が印象に残っているのは『HERO』ですね。最後、木村拓哉さんと松たか子さんのキスシーンがあるんですよ。まさかそんなシーンがある映画だと思っていなくて、その瞬間、2人とも恥ずかしくなっちゃって(笑)。

亜生:うちの家族、みんなでよく映画を観に行くんですよ。

昴生:そう、大晦日に家族で映画を観るのが、我が家の恒例行事なんです。

亜生:でも、家族で観てるとたまに気まずいこともあって…(笑)。
ある年の大晦日に映画館ではなく家で『ブラック・スワン』を観たんですよ。それがもう、すごいチューするし、乱れたりするシーンが満載ですごかったんです。家族で観るような映画ちゃうんですよ!お父さんはめちゃくちゃ気まずそうにしてるし…。それでも、みんなすました顔で最後まで映画を観て、終わったら誰も喋らんまま散り散りになりました(笑)。

 

  Q:お2人の漫才で『スター・ウォーズ』のネタをやられていますが、お互いを『スター・ウォーズ』のキャラで例えるとしたら何でしょうか?

昴生:僕が亜生に対して思うのは、ルーク・スカイウォーカー(エピソード4〜6の主人公)ですよ。

亜生:ほんま?

昴生:そらそうやで。お前、主役の顔やで。

亜生:マジで?ありがとうございます、パルパティーン議長(強大な敵役)。

昴生:誰がパルパティーン議長や!おじいちゃんやん。それだったらヨーダとかの方がええわ。


パルパティーン議長

 

亜生:う~ん。ヨーダってめっちゃ強いねんで。でも、兄ちゃん、ほんまはめっちゃ弱いやん。

昴生:映画の中だけでも強くなりたい。

亜生:でも、ヨーダの役だったら、特殊メイクなしでも緑に塗れば、このままいけそうやな(笑)。

昴生:このままいける。

亜生:でも、マジで僕がルーク・スカイウォーカーでええの?

昴生:どう考えてもルーク・スカイウォーカーやろ。他で浮かぶとしたら、C-3POくらい。

亜生:ほな、兄ちゃんはR2-D2やん。

昴生:体型はな。

亜生:でも僕、ちょっとアナキン・スカイウォーカー(エピソード1〜3の主人公)の要素もない?これから悪に染まっていきそうじゃない?

昴生:いや、お前は悪には染まらん。

亜生:ほんま?仮想通貨とかに手出しそうやで。

昴生:だって別に、あれ悪ちゃうもん。

亜生:不動産業とかもしそうやで。

昴生:だからそれも、悪ちゃうもん。だからやっぱ、ルーク・スカイウォーカーやな。俺はお前をそういう目で見てるもん。「あ、こいつはジェダイ(銀河系の自由と正義の守護者)の素質を持ってるな」って。

 

 

以上、ミキ・昴生さんの「リメイクするならオファーくれ!」でした!
次回もお楽しみに!
 

(文・渡部隆太/辻健一)

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