今やドラマの中でもひとつのジャンルを確立したと言っても過言ではない「不倫ドラマ」。もともと不倫はドラマ内ではよくある設定ですが、昨今は不倫そのものをメインテーマにしたドラマも多く制作されています。今回はそんな不倫ドラマの中でも特に生々しく衝撃を受けた作品を視聴者アンケートで聞いてみました。

 

 

■質問内容

生々しさに衝撃を受けた不倫ドラマはどれですか。3つ以内でお選びください。

■調査結果

1位：失楽園（主演：古谷一行）　35.0％
2位：昼顔（主演：上戸彩）　29.0％
3位：金曜日の妻たちへ（主演：古谷一行）　15.0％
4位：ホリデイラブ（主演：仲里依紗）　11.0％
5位：奪い愛、冬（主演：倉科カナ）　9.0％
6位：ポケベルが鳴らなくて（主演：緒形拳）　7.0％
6位："Age,35 恋しくて（主演：中井貴一）"　7.0％
8位：不機嫌な果実（主演：栗山千明）　6.0％
8位：美しい隣人（主演：仲間由紀恵）　6.0％
8位：あなたのことはそれほど（主演：波瑠）　6.0％

 

●１位：失楽園（主演：古谷一行）

1位にランクインしたのは「失楽園」でした！

「失楽園」は、渡辺淳一氏の同名小説を実写化したドラマ。小説は1995年9月から1か月にわたり日本経済新聞に連載され大きな注目を集めました。単行本にされるやいなやベストセラーとなり、役所広司さんと黒木瞳さんを主演とした映画も公開。映画のヒットを受け制作された古谷一行さんと川島なお美さん主演のドラマ版も平均視聴率20％超えのヒットに。22時台のドラマでしたが、不倫がテーマということもあり性的シーンも多く描かれ、その点でも話題を呼びました。当時、「ドラマは観たいけど子どもには観せられない…」と観るのを我慢していた家庭持ちの大人もいたかもしれませんね。

 

●2位：昼顔（主演：上戸彩）

2位にランクインしたのは、「昼顔」でした！

 

これまで明るく快活なイメージが強かった上戸彩さんを一気に「大人の女」のイメージに塗り替えたのがドラマ「昼顔」です。普通の主婦と高校教師の不倫かつ純愛を描いたこのドラマは女性層を中心に高い支持を得て「昼顔ブーム」も巻き起こりました。もともと高い演技力で人気の高かった上戸さん。ほんの気まぐれだった不倫が徐々に遊びの枠を出てお互い惹かれ合っていく様子を生々しく演じ、「昼顔」は上戸さんの代表作のひとつになりました。

 

●3位：金曜日の妻たちへ（主演：古谷一行）

3位は「金曜日の妻たちへ」がランクインしました！

「金曜日の妻たちへ」は1980年代にヒットした不倫ドラマ。すでに放送から40年近くたっているにも関わらず、いまだに多くの視聴者の記憶に残っているのは、やはりその生々しさも理由のひとつ。「どこにでもある普通の家庭」の中での不倫は妙に生々しくリアルで、当時の主婦たちはこのドラマの釘付けに。放送日であった金曜日夜10時には、「主婦が電話に出ない」とまでいわれる大ヒットとなりました。

 

 

調査対象：20～50代の男女