IBF(国際ボクシング連盟)アトム級世界王者決定戦に挑む松田恵里(27=TEAM10COUNT)にとって、このタイトルは2度目の挑戦。昨年3月18日に当時王座に君臨していた花形冴美(花形)に挑んだが、ドローでベルトを逃した。その後、この試合を最後に花形は現役引退を表明したため、松田はリベンジのチャンスまでをも逃してしまった。ただ、ランキング1位をキープしてきた松田に、願ってもないビッグチャンスが巡ってきた。来たる2月25日(金)に後楽園ホールで開催される同王座決定戦に勝てば、悲願のベルトを手にすることが出来る。しかし、ベルトを競うのは、スピードとパワーを兼ね備えた宮尾綾香(ワタナベ)。アトム級を最適正階級とする38歳は「若者達にとって、高い壁でありたい」と松田の行く手を阻む気合満点。