雑学
車の洗車方法

春になるとスギ花粉や黄砂で車が汚れますね。この時期はお手上げ・・・と放置していると傷やシミの原因になってしまうことも。今回は、洗車時に気をつけたいことと、万が一シミになってしまったときの対処方法をご紹介します。

花粉シーズン前の準備

3月~5月にかけて黄砂や花粉で車が汚れやすくなります。花粉は粘着質なため、付着すると風が吹いただけでは飛んでいきません。

掃除しやすいように事前にコーティング施工したりと準備しておくと安心です。週末ドライバーの方など運転頻度が低い場合は、駐車時にカバーをかけることである程度防ぐことも出来ます。

洗車のタイミング

通勤で車を使っているなど運転頻度の高い人は、週に1回程度洗車するのがベスト。土日どちらかで洗車する人も多いと思いますが、その場合は比較的飛来が少ない日や風の強くない日を選びましょう。

花粉は水分を含むと膨張してシミの原因となるペクチンという物質を含んだ中身が出てきます。雨に濡れたまま放置すると花粉が塗装を侵食してしまいます。

花粉が付着したときの洗車方法

1.たっぷりの水で洗い流す

車全体に水をたっぷりかけて花粉や黄砂を浮かせます。すぐ乾かないように夕方や曇りの日に実施した方が次の作業がやりやすくなります。特に汚れがひどい箇所は高圧洗浄機などで水圧をかけながら汚れを飛ばす方法もあるようです。ボディに傷がつかないように注意しましょう。

2.たっぷりの泡でやさしく洗う

洗車用の洗剤をたっぷりと泡立てて、やわらかい素材のクロスなどでやさしく拭きます。(ブラシはやめましょう)途中乾いてくるようなら、再度濡らして細かな傷がつかないように気をつけましょう。

【シミになってしまった場合】

洗車しても汚れが落ちなかった場合はシミになっている可能性も!

熱を加えることでシミは消えるようですが、沸騰した熱湯をかけるのは他のパーツへの影響もあり危険です。クロスの上から80度程度を限度にお湯をかけ、問題なさそうかどうか数分間置いて様子を見てみましょう。

真夏になると直射日光でボディの温度があがりシミが目立たなくなることもあります。その他には、鳥の糞用クリーナーやリムーバー、粘土などでも程度によっては取れるようですが、自己判断が難しいときは専門のお店で処理してもらうのがやっぱり安心です。

強くこするのも厳禁!自信がなければプロに任せましょう。

3.仕上げ

乾いた布でよく拭き水滴をとります。ワックスやコーティングなど対策も忘れないようにしましょう。

黄砂の場合

黄砂には炭酸カルシウムなど様々なミネラルが含まれており、水分が蒸発したときにミネラル分が固形化してシミになっていきます。

洗車方法は花粉と大きく違いませんが、細かい隙間などに砂が溜まりやすいので窓やワイパーは念入りに水を流しましょう。ホイールなどは鉄粉除去剤を活用すると効果的です。

黄砂はとても小さな粒子なので洗車しているそばから付着していくと小さな傷ができることも。洗車タイミングは飛来が少ないときに行いましょう。

車内の花粉対策

車内に花粉を入れないために

1.花粉を持ち込まない

衣類に付いた花粉を軽く払ってから乗りましょう。花粉がつきにくいポリエステルなどのつるつるした素材を選ぶのもポイントです。

2.窓を開けない

春の気持ちいい陽気につられて窓を開けたくなりますが花粉も舞い込んできます。花粉対策という点では開けない方がよいです。

3.車内は水拭き

車内の花粉は水拭きで取り除けます。定期的に拭き掃除をする習慣を。乾拭きは花粉が舞いやすくなるので避けたほうが無難です。

4.エアコンは内気循環

窓を閉めてエアコンにしても外気循環になっては意味がありません。内気循環になっているか確認しましょう。

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