こんにちは。フォーチュン・カウンセラーのレイリィアスです。
今回は京都にある「鞍馬寺（くらまでら）」です。
京都盆地の豊かな自然環境を残す鞍馬山に位置する鞍馬弘教（くらまこうきょう）の総本山の寺院です。牛若丸（源義経）が幼少の頃、修行をした地としても有名で、昼間は仏道修行し、夜は天狗に兵法を授けられたという伝説があるそうです。



そんな鞍馬駅にはどどーんと!天狗がお出迎え。
鞍馬寺へは京都市内から電車または京都バス、車などで行くことができます。京都市内から少し離れているので時間的に余裕を見て行かれるといいですね。
鞍馬寺には駐車場はありませんが、周辺に有料の駐車スペースがあります。できれば朝早めに確保すると良いでしょう。




駅前にあるこちらの「鞍馬石」は京都を代表する賀茂七石のひとつで、日本銘石の一つと称され、日本の庭園作りには欠かせない「わびさび」の表現に重宝される貴重な石です。
ぜひパワーを感じてみてくださいね。




こちらが浄域への結界でもある山門「仁王門」、朱色の立派な門です。この仁王門は寿永年間(1182～1184)に建てられ、明治24年（1891）に一度焼失しましたが、20年後の明治44年（1911）に再建しました。
鞍馬寺は、770年に鑑真和上の弟子である鑑禎（がんちょう）上人によって開創されました。鑑禎上人は夢の中で聞いたお告げに従って現在の鞍馬寺のある聖地に導かれた際、恐ろしい鬼女に襲われましたが、毘沙門天（びしゃもんてん）に助けられたことで、そこで毘沙門天を祀る草庵を建てたことが、鞍馬寺のはじまりとされているそうです。当時の鞍馬山近辺には鬼が出没しましたが、武神・毘沙門天が退治してくれた経緯から、鞍馬寺では本尊として毘沙門天が祀られています。
鞍馬寺は山の上にあるので拝観時間が決まっています。開門時間は時期にもよりますが、だいたい9時から16時半くらいまでですので、夕方ギリギリに行かないように気を付けてくださいね。尚、愛山費は300円です。
愛山費は「山を清め、緑を育み、参道を整えるために」使われ、中学生以下は無料です。
はじめに案内地図などのある説明パンフレットをゲットしましょう。




「牛若號（うしわかごう）」と名付けられたケーブルカー。鞍馬寺へは直営の鞍馬山ケーブルを利用して登ることもできます。大人は片道200円、小学生は100円を寄進します。日本一短い鉄道の単線ケーブルカーで、山門駅からスタートして、多宝塔駅まで向かいます。歩いたら30分の本殿までの道のりを、わずか200メートルの距離で結び、乗車時間は2分です。ショートカットして鞍馬寺へ向かいたい方にはおすすめです。
ちなみにペットを連れての入山は可能ですが、ケーブルカー乗車やお堂に入ることはできませんので注意してくださいね。




ケーブルカーの終点、山上駅には「多宝塔」が。
ケーブルカーで登る場合には、この山上駅から鞍馬寺本殿まで10分くらい歩きます。
そして、ケーブルカーを利用しない場合には30分～40分ほど山道を登るので歩きやすい靴と服装で行かれると良いでしょう。とはいえ、晴れていれば道はわりと整備されているので歩きやすいです。
清少納言が「近くて遠きもの」と詠んだ、長い坂と階段が続く参道ですが、「九十九折（つづらおり）参道」とも呼ばれています。




「双福苑（そうふくえん）」
福徳の神「玉杉大黒天」と、「玉杉恵比寿尊」の二柱の祠のある場所です。
鞍馬山は春には桜、秋には紅葉の名所としても有名で、四季折々の美しい景観が見られるのも魅力の一つです。今回は初夏の自然の美しい時期に行きました。新緑の息吹がキラキラとして感じられて、気持ちが良かったです。




鞍馬寺本殿金堂（本堂）の本尊は「尊天」であるとされています。「尊天」とは、人をはじめ「すべての生命の生かし存在させる宇宙エネルギー」のことです。
堂内には中央に太陽の精霊・光である毘沙門天、向かって右に月輪の精霊・愛である千手観世音、左には大地の霊王・力である護法魔王尊が安置されており、これら三身を一体として「尊天」と称しています。まさに宇宙の真理そのものであるとされています。
御本尊は秘仏となっているために、60年に一度丙寅の年に開扉されるのだそうです。拝めるとしたらチャンスはまさに一生に一度ということになりますね。




そして、本殿の金堂の目の前にある六芒星（ろくぼうせい）の石畳が、鞍馬寺で最強のパワースポット「金剛床」です。
この星曼荼羅（ほしまんだら）は、尊天の波動で満ち溢れているエネルギー空間であり、尊天（宇宙）とつながり、一体化する、すなわち宇宙そのものと自分自身とがつながることができる場所なのです。
星曼荼羅の中心にある三角形の石はエネルギーが特に強く、強力なエネルギーが発せられているパワースポットでもあり、とても神聖な場所です。
そのため、真ん中の三角形は絶対に踏んではいけないそうなので注意してくださいね。




鞍馬寺は平安京の北方鎮護として北の守護神「毘沙門天」が祀られています。こちらは本殿の南側にある「翔雲台」と呼ばれる石です。元々お経が埋められた上に蓋石として置かれたもので、周囲にはしめ縄が張られています。自然の強力なパワーを感じられます。




参拝を済ませた後は駅前のお土産店で牛若餅などをいただきました。ハイキングの後のおやつにぴったりです。おなかにもパワーチャージ♪




御朱印はこちら。「毘沙門天御出現一千二百五十年祈念」と書いてあります。
鞍馬寺はお天気の良い日にはハイキングも楽しめる、自然の恵みとパワーがたっぷりの京都屈指のパワースポットでした。宇宙と地球と繋がりたい方にはぜひおすすめです。
ありがとうございます。
次回は鞍馬寺とセットで参拝できる「由岐神社」です。
お楽しみに。