こんにちは。フォーチュン・カウンセラーのレイリィアスです。
今回は京都の天狗伝説のある鞍馬山に鎮座している「由岐神社（ゆきじんじゃ）」です。
鞍馬寺の鎮守社であり、別名は「靫明神（ゆきみょうじん）」。



由岐神社は鞍馬寺に行く途中にあります。
ただ、ケーブルカーに乗ってしまうと通り過ぎてしまうので徒歩で鞍馬山を登りましょう。
主祭神は大己貴命（おおなむちのみこと・別称大国主命）、少彦名命（すくなひこなのみこと）です。




言い伝えでは、由岐神社の起こりは平安時代の940年。古くは皇室の守り神として京都御所内にお祀りされていた由岐明神で、霊験あらたかな神社として信仰されていたそうです。
その後、平安京で大地震、さらには天慶の乱などで世の中が不安定になった際、当時の天皇である朱雀天皇が天下泰平と万民幸福を祈念し、由岐神社の社前に「靫ゆき（矢を入れる器具）」を掲げて平穏を祈願したことが名前の由来とされています。




由岐神社の例祭として有名なのが毎年10月22日の夜に行われる「鞍馬の火祭」です。
御所にお祀りされていた由岐大明神を鞍馬に地に御遷宮した時に、里人がかがり火を持って神霊を迎えたことを伝え遺しているそうです。
この「鞍馬の火祭」は、日本三大火祭に数えられていて、毎年全国より多くの方が訪れるそうです。火祭はとても勇壮なのでしょうね。




由岐神社は病気平癒の神、火除の神として信仰があり、ご利益は、縁結び、子授け、安産、厄除などです。
重要文化財に指定されている拝殿は、1607年に豊臣秀頼が再建されたもので、桃山時代の代表的な建築物として国の重要文化財に指定されています。







由岐神社でひときわ目を惹く大木の御神木の一本杉は、樹齢が約800年、高さ約53ｍもあり、地域の皆さまから「大杉さん」と呼ばれて親しまれているそうです。
京都市天然記念物指定で、御神木に一心に願えば願いが叶うとされていています。
遠くから見ても、その巨大さは際立っていて、まるで北欧神話のユグドラシルのよう。
今まで見たどの神社の御神木よりも圧倒的で荘厳な輝きを放っていました。
まさに王道パワースポットです。




末社の「冠者社」は商売繁盛にご利益があります。




「三宝荒神社」のご利益は火難除けです。




由岐神社の本殿には、天狗の顔をした「天狗みくじ」もあり、特別なおみくじを試してみるのも楽しいですね。




本殿の両脇にいるのが国重要文化財指定の由岐神社の「狛犬」です。
日本でただひとつ、子どもを胸に抱いている、とても珍しいタイプの狛犬になっています。
そのため古より子孫繁栄、子授、安産のご利益がいただけるものとして、信仰されています。
子授御守や安産御守、安産腹帯などもありますから、女性にとっても嬉しい神社でもありますね。




由岐神社では、「鞍馬の火祭」を含む3種類の御朱印があり、一種だと500円、三種セットだと1000円でした。セットでいただくのがおすすめ。
由岐神社は、歴史も深く、皆から愛されているとても強いパワースポットの神社でした。
ありがとうございます。

次回は「四柱神社」です。
お楽しみに。