幸せと癒しのフォーチュンレッスン

第72回
貴船神社・本宮

こんにちは。フォーチュン・カウンセラーのレイリィアスです。
京都の貴船神社は奥宮、結社、本宮とあり、今回は「貴船神社(きふねじんじゃ)・本宮」を紹介します。地域名の貴船「きぶね」とは違い、水神の「高龗神(たかおかみのかみ)」を祀ってあることから、濁らず「きふね」といいます。高龗神は水を司り、雨を降らせたり、雨を止ませたりすることができる神様です。命の水がいつまでも濁らないようにとの願いが込められているそうです。

恋愛の神様DX


貴船神社は全国に約450社ある貴船神社の総本社で、古くから「氣生根(きふね)」とも表記され、「氣の生ずる根源の地」であるとして信仰されています。
そのため貴船神社を訪れれば「気力を生み出す」「元気になれる」と言われています。
「氣」はあらゆる面でとても大切ですから、このようなご利益がいただけるのは素晴らしいパワースポットですね。源義経が百日間お籠りをしたという言い伝えもあるそうです。
貴船神社には、まずは叡山電鉄の貴船口駅近くの「一の鳥居」から本宮へ。


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朱色の春日灯籠が連なる本宮参道は貴船神社のシンボルであり、映えスポットです。夕刻になると灯りが灯される風景は幻想的で多くの人たちの心を惹きつけます。
貴船神社の創建年代は不詳で、古くから祈雨の神として雨乞いや雨止めの神事が行われている格式高い神社です。参拝する際は本宮、奥宮、結社の順序で、一時間前後くらいでまわることができます。せっかく来たら全部まわりたいですね。


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もともと本宮は現在の奥宮の場所にありましたが、何度か洪水災害被害を受けたため、1055年に現在の本宮のある場所に移されたそうです。こちらの現在の本殿は、2005年に建てかえられたばかりのものです。
貴船神社は和泉式部が夫との復縁を祈願し叶ったことから「縁むすびの神」としても信仰深い神社です。悪縁を絶って良縁を結ぶ利益があるとされ、恋愛や子授け、仕事に関する縁など、あらゆる縁むすびを願う人々やカップルで賑わっています。
本宮の主なご利益は「商売繁盛」「夫婦和合」「祈雨・祈晴」「農水安全」です。
本殿では毎年3月9日には「雨乞祭(あまごいまつり)」が行われ、適度な雨が降り農作物が豊かに実るように祈願します。


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本宮のパワースポットであるご神木の桂の木は高さ30m、樹齢約400年の巨木で、根元からいくつもの枝が天に伸びて広がる様はまるで龍が天に昇っていく姿に似ているといわれています。荘厳ですね。


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また、貴船神社は「絵馬発祥の社」ともいわれています。
日本古来より歴代天皇は干ばつの時には黒馬を、長雨には白馬を奉納して祈願をしていました。後に生きた馬に替えて、馬形の板に着色した「板立馬」を奉納したと伝えられています。これが現在の絵馬の原形となり、やがて木や紙に描かれた馬の絵によって代用されるようになり、江戸時代に入って小型の絵馬を神社に奉納する習慣が広く民間に流行することとなったそうです。


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そんな絵馬発祥の社である貴船神社の絵馬は「神馬」「和泉式部」「龍神様」、そして「何事もうまくいく」というキャラクター柄のものなどが2種類あります。


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また、季節限定で「もみじ絵馬」がありました。これはある意味レアですね。


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貴船神社の御神水は全国でも有数な名水と呼ばれています。夏は冷たく冬はあたたかさを感じさせる御神水は、今まで一度も枯れたことがないといわれているんだとか。
そしてありがたいことに、この御神水は自由に汲むことができ、オリジナルの容器を300円で購入して持ち帰ることもできます。


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そして貴船神社では水にまつわる神様ならではの珍しい「水占みくじ」が人気なのです。水占い専用の池「水占齋庭(みずうらゆにわ)」に用紙を浮かべると文字が浮き出てくる仕様となっています。初穂料は200円です。
占える項目は恋愛、病気、学問、商売など。
また、このおみくじに記載されているQRコードをスマートフォンなどで読み込むと英語、中国語、韓国語などそれぞれの言語に翻訳表示されるそうです。外国人観光客にも優しいおみくじですね。


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パワースポットの貴船神社では、ご利益にちなんで様々な御朱印があります。
主に以下の3つの御朱印が手に入ります。
「通常の御朱印」「奥宮の御朱印」「青もみじの時期限定の御朱印」
貴船神社の御神紋は 「左頭三つ巴(ひだりがしらみつどもえ)」と「二葉葵」の二つです。
御朱印を見ると「二葉葵」の押印がされていることが分かりますよ。
貴船神社は自然も美しく、春夏秋冬どの季節に行っても観光を楽しむことができる神社でした。ありがとうございます。
次回は「貴船神社・奥宮」です。
お楽しみに。
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