こんにちは。フォーチュン・カウンセラーのレイリィアスです。
今回は縁結びで有名な社であり、「恋を祈る神」として信仰が篤い「貴船神社・結社(ゆいのやしろ)」です。
奥宮から本宮の中間に結社があることから貴船神社の中宮(なかみや)とも言われています。



結社の御祭神は「磐長姫命 （いわながひめのみこと）」です。
磐長姫命は容姿の美しい女神と言われた、木花開耶姫命（このはなさくやひめのみこと）の姉の神様です。




その昔、神武天皇の曽祖父にあたる「邇々藝命（ににぎのみこと）」に「大山津見神（おおやまつみのかみ）」が、ぜひ妻にと自分の娘の磐長姫命と木花咲耶姫を差し出しました。しかし、邇々藝命は美しい木花咲耶姫だけを妻にして、醜い磐長姫命を送り返してしまったのです。(人は見かけだけじゃないのに・・悲しいですね)
深く傷ついた磐長姫命は「私は良縁を得ることができなかったけれど、ここに留まってみんなに良縁を授けましょう」と御鎮座された伝承が残っているそうです。
なんとも悲しくも美しい心の磐長姫命の物語です。
そのような伝説のため貴船神社は縁結びの神様と言われています。




また、結社では恋愛に関するご利益以外にも、パートナーの出世や仕事・子授けなどさまざまな良縁のご利益があります。
結社の主なご利益は、「縁結び」「縁切り」「延命長寿」「安産」「家内安全」「海上安全」などです。ご縁は大切ですものね。




和泉式部の歌碑があります。
貴船神社は平安時代に女流歌人であった和泉式部が夫の心変わりに悲しみ悩んだ際に歌を捧げ祈ったところその願いが見事に成就したことから「恋の宮」と称され、多くの女性たちから愛されてきました。他の二社と比べて、この結社は女性やカップルが多かったです。




「結び文」がたくさん結ばれています。
これは良縁祈願や様々なご縁の願いなどを結び文に書いて納めると、磐長姫命が願いを叶えてくれるそうです。
結び文は貴船神社本宮にて200円で売っているので、結社に来る前に買っておくといいですよ。




「天の磐船(あまのいわふね)」
結社には、貴船の山奥で見つけられた船の形をした自然の石が奉納されています。
御祭神の磐長姫命の御料船となっています。船は神様が乗る神聖な乗り物です。
貴船神社は水を司る本宮、貴船神社の起源とされる奥宮、縁結びの神の結社、・・の三社が鎮座しています。すべてを巡り「三社詣」を行うと「運氣隆昌、諸願成就、えんむすび」それぞれの運気アップができるそうです。素晴らしいですね。




貴船神社には駐車場がわずかしかないので電車やバスなどの公共機関で行かれるとスムーズです。人気のパワースポット神社ということで、平日でも多くの参拝者たちで賑わっていました。
京都市内から離れているので鞍馬山とセットで訪れるのがおすすめです。





そして、参拝のあとは・・
貴船川沿いにはいくつもの川床や茶屋、料理旅館が建ち並んでいます。
三方を山で囲まれた京都は盆地なので、夏はとても暑いそうです。この日はまだ5月でしたが、京都市内はとても暑く・・だけど貴船まで来ると涼しさを体感できます。





貴船の名物「川床料理」は、貴船川の流れの上に床を作り、その上で懐石料理をいただくというものです。現在は、懐石料理だけでなく、流しそうめんがいただけるお店などもあるということでこの日は流しそうめんにしました。川床は本当に涼しくて、暑い夏には理にかなっている趣向です。
竹のパイプにそうめんが流れてくるので、テーブルごとに割り当てられたレーンのそうめんをいただきます。わらび餅がサービスでついていました。
涼やかな景色と美味しい流しそうめんで、ココロも胃袋もたっぷりチャージしました。




昔も今も恋の願いは人類の普遍のテーマですね。
貴船神社は願いを叶えたい方たちがたくさん訪れる大人気スポットでもあり、素晴らしい「氣」に満たされたパワースポット神社でした。また違う季節の時に訪れてみたいです。
ありがとうございます。

次回は「鹿島神社」です。
お楽しみに。