幸せと癒しのフォーチュンレッスン

第92回
韓国旅行1

こんにちは。フォーチュン・カウンセラーのレイリィアスです。
今回は「韓国旅行1」です。
旅のはじめはソウルから車・地下鉄で約1時間の水原(スウォン)市の中心部に建つ壮大な都城の「水原華城(すいげんかじょう/スウォンファソン)」です。

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水原華城はソウル南部の水原市に築かれた、李氏朝鮮時代第22代王の正祖(チョンジョ)が2年8カ月かけて築いた城郭です。韓国にある行宮の中では規模が一番大きく、見どころがあり美しいといわれています。韓国旅行ではマストで訪れたい場所のひとつですね。


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正祖の父は、王の世継ぎでありながら政争に巻き込まれ、非業の最期を遂げることとなります。そのため正祖は父を悼み、霊を弔うため風水的に最高の土地であった水原に改葬し、父の近くにいられるよう、ソウルから都を移そうと考え築造を開始したのがこの華城でした。


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城壁は総面積130ha(東京ドーム約28個分)、全長は5.7kmです。防衛機構としての様々な施設が配備されています。とても広いので全部を歩いて見ると数時間かかります。
施設では210年前軍師達が武芸を鍛錬した場所である水原華城錬武台で国弓体験などもできます。


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水原華城は朝鮮古来の築城法に加えて、石とレンガの併用といった西洋の近代的な建築技法を清(中国)から取り入れ、優れた機能性と建築美を造り上げました。建築史的にも高い価値を有する城郭として1997年にユネスコ世界文化遺産に登録されました。


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華城の設計を担当した丁若鏞(チョン・ヤギョン)は、実学(生活に役立つ実用的な学問)を修めた実学者で、滑車やテコの原理を応用した挙重機(クレーンのようなもの)を考案しました。1794年の着工から2年という短い工期で1796年に完成した華城でしたが、その直後に正祖は亡くなり、水原遷都は幻と消えました。ここが首都になっていたらどのような都市になっていたことでしょう。


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華城は約5.7キロメートルの城壁の東西南北に、それぞれ蒼龍門、華西門、八達門、長安門の四大門が設けられています。城郭にはたくさんの旗が立っているのですが、東は青色の旗、西は白色の旗、南は赤色の旗、北は黒色の旗と、それぞれの方角を表していて、正祖が行幸の際に宿泊した華城行宮には、黄色の旗が立っています。これで方向がわかります。


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水原華城を建てた正祖は12年間に13回、水原に改葬した父の墓所を参拝しているそうです。とても父親想いだったのでしょうね。


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また、窯元にも見学に行きました。土の香りがわくわくします。


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美しい装飾が丁寧に施されています。素晴らしい工芸品です。


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食事は韓国といえば焼肉。これで決まり。キムチと海苔が絶品でした。
水原華城は息子の父親に対する慕情を感じられる荘厳な場所でした。ツアーだったので全部を巡ることはできませんでしたが、個人で来たときにはぜひ全部を見てまわりたいと思っています。
ありがとうございます。
次回は「韓国旅行2」です。
お楽しみに。

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