幸せと癒しのフォーチュンレッスン

第98回
中国旅行2

こんにちは。フォーチュン・カウンセラーのレイリィアスです。
今回は「中国旅行2」です。
中国で一番有名な世界遺産といえば「万里の長城(ばんりのちょうじょう)」ですね。
もうこれは中国に来たら絶対訪れたい中国随一の観光名所です。
ちなみにディズニーシーにある「ソアリン」のアトラクションでも中国を代表する場所として万里の長城は登場しています。


恋愛の神様DX


北京の北西約70km、車で約1時間半の場所にある八達嶺長城(はったつれいちょうじょう)が万里の長城観光において有名な場所です。
八達嶺長城の麓には、万里の長城で見つかった発掘物や資料を展示する博物館、そして始皇帝兵馬俑展覧館、レストランなどがあるので観光客で賑わっています。


恋愛の神様DX


万里の長城は東の山海関(さんかいかん)から西の嘉峪関(かよくかん)まで、2009年の発表では、総延長が8851.8キロメートルとのこと。日本の北から南まで貫いていくかのような長い距離ですね。
広大な国土をうねるように長く延びる姿から、「龍の背中」とも呼ばれているそうです。
衛星写真で見ると、まさに龍のようにも見えます。


恋愛の神様DX


万里の長城の原型となる城壁が造られはじめたのは、春秋時代(紀元前722~前481年)の頃から。当時の中国は、南方に農耕民族が、北方に遊牧民族が暮らしていたのですが、遊牧民族が南方の豊かな土地を狙って進出しようとしたため、農耕民族たちは、城壁を築いて侵攻を食い止めようとしたのがはじまりだそうです。
こうして城壁は南北へ移動してたくさん造られていきました。その後、各時代にバラバラに建てられた城壁を、中国統一後に一つの長城につなぎ合わせたとされるのが、かの有名な秦(しん)の始皇帝(しこうてい)です。漫画「キングダム」でも有名ですね。
始皇帝は不要になった長城は壊して北方の長城を修復、さらに延長していきました。完成は紀元前214年のこと。
この万里の長城の大工事では、何年もかけて100万人もの人たちが動員され、中には家族と離れ離れになった人や、亡くなられた方たちも多くいたそうです。


恋愛の神様DX


万里の長城が造られた時代では、遊牧民族と農耕民族は対立していたものの、すべての関係が断絶していたわけではなかったそうです。万里の長城は防護壁である一方で、長城には、要所ごとに置かれた長城を横切る通路「関城(かんじょう)」があり、そこが両民族をつなぐ交流の場としての役割も果たしていました。
戦いのない時期には遊牧民族は畜産物、農耕民族は農作物と盛んに交易が行われていたそうです。本来ならずっと平和にこういう交流の場として続いていけばいいですよね。


恋愛の神様DX


万里の長城の呼び名は、中国の歴史家である司馬遷(しばせん)が「史記」の中で、この長城のことを「万里余(ばんりよ)」と記したことが世間に広まり、やがて万里の長城と呼ばれるようになったとのことです。
2007(平成19)年には、数多くの世界遺産の中から「新・世界七不思議」の一つに選ばれました。この新・世界七不思議には他にはローマのコロッセオや、ペルーのマチュ・ピチュ、インドのタージ・マハル、ブラジルのコルコバードのキリスト像などが入っています。
中国の政治家・毛沢東は「万里の長城に登らなくては男ではない」という趣旨のことを言ったとのことで、現在でも中国の人々は、万里の長城に登って初めて一人前になると考えているとのこと。
確かに実際登ってみて、万里の長城は中国旅行で一番感動した場所でした。


恋愛の神様DX


続いて、北京のランドマーク的な場所、1998年にユネスコの世界遺産に登録された天壇公園(てんだんこうえん)にやってきました。天壇は明朝の永楽18年(西暦1420年)に建てられ、独特の建築構造および壮大な建築装飾が美しいことで有名です。天壇公園の敷地面積は約273万平方メートルもあります。全体の配置から建築まで、古代中国の世界観から、すべて「天地」という考え方を元に建てられているそうです。


恋愛の神様DX


天壇公園は、歴代の皇帝が天に五穀豊穣を祈念した場所であり、中国の歴史の中でも特に重要な場所です。また、雨が少ない年はここで雨乞いも行ったそうです。
庭園の優美な環境は「神と人間の調和」がコンセプトとのこと。
まさに公園全体がパワースポットですね。


恋愛の神様DX


そして、中国でよく目にすることが多い、高さ約12メートルの城壁と2層の楼閣のある天安門広場(てんあんもんひろば)へ。
北京の中心部にあり、現在世界遺産に登録されている故宮(紫禁城)の正門です。門の中央には毛沢東の肖像画が飾られています。この門の楼閣から1949年10月1日に毛沢東が中華人民共和国の成立を宣言したことでも有名です。明や清の時代には、この門から皇帝の即位や法律の制定など、重大事の詔書が発せられた歴史があります。


恋愛の神様DX


天安門から故宮に入るわけですが、観光気分でフラフラしてたら衛兵さん(?)に怒られてしまいました・・。
ここは文化大革命や天安門事件の舞台ともなった場所です。
この広場で悲しいことも起こったわけで、厳粛な気持ちで行かないといけませんね。


恋愛の神様DX


観光の合間にはおいしい中国茶をいただきました。
とても素晴らしいお茶の技を堪能させていただきました。
とにかく中国の観光地はどれも広くて広くて時間が足りません。
世界遺産の万里の長城は機会があればもう一度訪れてみたいです。本当に素晴らしい経験でした。
ありがとうございます。
次回は「中国旅行3」です。
お楽しみに。

マイページに追加