太陽が蠍座を進む10月の下旬。
太陽は土星と90度を形成し、ハロウィンを迎える10月31日には、火星も蠍座へと移動していきます。
底力と秘めた情熱を象徴する蠍座のエネルギーがより強まっていく時期です。
11月6日には水星も蠍座に入り、集中力も高まっていくでしょう。
今回は、いつも以上のエネルギーが流れやすい傾向を想定し、思い込みや怒り、ネガティブなものを昇華するための秘術をご紹介します。
≪蠍座≫
パワフルで強い力を持つ蠍座です。
無意識のうちに１つのことに集中し、ほかのことが見えなくなってしまう傾向もあります。
その方向にすべての力が向けられ、すべての意識が引き込まれていくでしょう。
集中の矛先をどこに向けていくかが未来を左右するのです。
≪星々≫
自分自身を表す太陽と、行動力を左右する火星、知力の水星が蠍座に集まります。
そこに、葛藤を促す90度の角度で、制限を与える土星が影響してくる時期です。
自分の中で膨れ上がるやる気や欲求が抑圧されたり、あきらめの気持ちを抱いてマイナスの考えに自分を縛り付けてしまうということが起こりがちです。
我慢し過ぎて苦しみを抱えてしまうことや、自棄を起こしてしまうこともあるでしょう。
万が一、星々の影響を受けてマイナスの気持ちに傾いている自分に気づいたら、それをすぐに払拭することが重要です。
≪マイナス思考を昇華する秘術≫
どんな状況にある人でも、ちょっとした気持ちの浮き沈みで落ち込んでしまうことがあります。
普段は元気で、まったく悩みがないというタイプの人も同じでしょう。
ダメだと思ったらすべてのことがダメに思えるようになり、自分はダメな人間だと考えるようになってしまうのです。
自らを卑下するのもいけませんが、反対に、自分が悪いのではなく○○が悪いのだと、状況や環境、他人のせいにして、そのことに怒りを覚えたり、仕返しをしたいと思ってしまうケースもあるでしょう。
いずれも基本は同じで、状況をネガティブにとらえ、その中で自分を縛り付けてしまっていることが原因です。
そのことを踏まえて、秘術を行い、あなた自身を自分のマイナス思考から解放してあげましょう。
（用意するもの）
・１人になれる静かな部屋
・リラックスできるラクな服
・赤い水性ペン
・せっけん
・水道
① リラックスできる服を着て、静かな部屋で１人になり、床に座ります。
② 落ち込んだり、怒りや恨みを抱いている自分を見つめながら、深呼吸をして、呼吸を深くゆっくりのリズムに整えていきましょう。
目は閉じていても開いていても構いません。
鼻からゆっくり息を吸い、口から「はぁ～」と息を全部吐き切るイメージで行いましょう。
湯船に浸かって気持ちよく息を吐くときの要領です。
③ あなたの中に渦巻く感情が何かをイメージし、それを漢字一文字にしましょう。
たとえば、悲しいなら「悲」、恨みを抱いているなら「恨」、苦しみを感じているなら「苦」というように。
④ 手のひらに③の漢字を、赤い水性ペンで書きましょう。
⑤ 床の上で両足裏を合わせ、両脚でひし形を作るように座ります。
手のひらの書いた漢字を見つめながら、②の呼吸を繰り返し、頭の重みを感じながら、どんどん脱力してください。
吐く息とともに、手のひらに書いた感情が全身から放出されて消えていきます。
自然と背中も丸まって、頭が両足に近づいていくでしょう。
⑥ すっきりしたところで、せっけんで手を洗います。
手のひらの漢字が薄れて消えていくことで、あなたの中のマイナス思考が昇華されていくでしょう。
この時、お風呂に入ったり、シャワーを浴びて全身を洗い清めるのもおすすめです。
より効果が高まるでしょう。
秘術を行うだけでなく、ネガティブな考えが浮かんでしまった時は、「星の流れがあなたを追い詰める方向に勘違いさせているだけで、本当はそんなことはないのだ」と自分自身に言い聞かせてみてください。
星は人を勘違いさせることがありますが、実際には私たちの邪魔をしているわけではありません。
マイナス思考になる時は、自分を見つめ直すチャンスになります。
浮かれているばかりでは、深刻な落とし穴に落ちてしまうかもしれませんからね。
いったんマイナスに向いた心を落ち着けることで、プラスに転換していきましょう。
見落としていたことにも気づき、結果的によかったと思えているはずです。
