2022年の幕開けを目前にした2021年12月29日に、水瓶座にいた木星が魚座へと移動します。
12星座の最後に位置する魚座は、すべてを溶解して融合し、終わりと始まりのはざまのカオスに意味づけられる星座です。
魚座の木星を使いこなして、2022年をよりよい一年にするための秘術をご紹介します。
≪魚座≫
12星座の12番目の魚座は、１番目の牡羊座からの一巡を終えてたどり着く最終ステージです。
よくも悪くも終わりを受け入れ、新しい始まりに向けて準備をしていく時期になります。
とはいえ、魚座の１つ手前の11番目の水瓶座のように、物事をデジタルに切り分けることをしないのが魚座です。
むしろ曖昧で、改めて考えてみると、よかれと思ってしたことが裏目に出たり、反対に「どうせダメかも」と割り切ったことがよき展開を迎えるなどのカオスな状況が起こったり、理屈や合理性では決定できない面が際立ちます。
これが、１番目である牡羊座の始まりのステージに進むために、曖昧さですべてをまとめる魚座のカオスです。
ロジカルな水瓶座で解決できなかったこと全部をのみこみ、最後に帳尻を合わせるのが魚座なのです。
≪木星≫
幸運の星といわれる木星は、よくも悪くも物事を大きくしていきます。
満たされたと感じることは、もう十分だということです。
うんざりするという感覚に通じることもあるでしょう。
もう少し欲しいと思えるところでやめておく、そんなさじ加減ができるかどうかが、木星を使いこなすポイントになります。
木星で、何をどこまで膨らませていくか。
このあたりでよしとしようという感覚を研ぎ澄ませていきましょう。
≪海王星≫
直感や無意識、想像、神秘などを司る海王星は、「救済」にも意味づけられています。
目に見えない無形のものは、本当にあるのかどうかさえ疑わしく、ごまかしや偽りに通じることもあるでしょう。
しかし、偽りや仮定がある意味では救いになることもあります。
真実を見るだけが真理ではなく、曖昧さがなければ帳尻が合わないこともあるのです。
逃げるのではなく、うまく自分を納得させて現実に向き合うことが、海王星を使いこなすポイントです。
≪魚座の守護星たち≫
これからしばらくは木星と海王星が魚座に位置する時期が続きます。
この２つの星は、どちらも魚座の守護星です。
今は射手座の守護星とされる木星ですが、海王星が発見される前は魚座と射手座の２つの星座の守護星でした。
新旧両方の魚座の守護星が、魚座を照らしているのです。
≪魚座の木星の動き≫
海王星は、2025年まで魚座で輝きますが、2022年の木星は、次の牡羊座と行ったり来たりを繰り返します。
具体的な動きは下記の通りです。
2021年12月29日 水瓶座⇒魚座
2022年5月11日 魚座⇒牡羊座
2022年10月28日 牡羊座⇒魚座
2022年12月20日 魚座⇒牡羊座
≪魚座の守護星の秘術≫
海王星が司る海のようなブルーの湯船に、魚になったように浸かり、木星の魔方陣を構成する1～16の数を唱え、木星の力を取り込むためのシナモンティーを飲む秘術をご紹介します。
魚座の守護星の秘術は、木星と海王星が魚座に位置する期間の木曜日に行いましょう。
年明けの１月なら、6日、13日、20日、27日の木曜日になります。
（用意するもの）
湯船
ブルー系の入浴剤
清潔な着替えとタオル
シナモンティー
１） 湯船にブルー系の入浴剤を入れ、お風呂の準備をします。
２） 湯船に浸かり、体を温め、汗や汚れと一緒に、心配や悩み、なかったことにしたいことなどのすべてが毛穴から流れ出ていくことを、心ゆくまで思い浮かべましょう。
魚座の守護星たちに伝わるようにイメージしてください。
３） 気持ちが落ち着いたところで、ゆっくり「1、2、3……」と、「16」まで数えます。
４） 数え終わったら湯船から出て、浴槽のお湯を捨てます。
５） タオルで体を拭い、着替えて身なりを整えたら、シナモンティーを入れます。
６） シナモンティーを楽しみましょう。
最後の一口を飲み干す前に、もう１度、「16」まで数えます。
効果を高めたいと思ったら、また別の木曜日に同じ秘術を行うのもおすすめです。
また、映画鑑賞や読書などで、心に栄養を与えるのも良いでしょう。
ポイントは、魚座のカオスを生かすことです。
忘れるしかないとか、あきらめるしかないことは、カオスの中に溶け込ませ、宇宙に返してしまいましょう。
ただ逃げたり投げ出したりするのではなく、白黒つけられることはハッキリさせつつ、どうしようもできないことは飲み込んで消化するのです。
そうすることで、マイナスなものを手放し、あなたにとってプラスになることを大きくしていきましょう。
2022年の行いが、その１年後の自分への贈り物になるはずです。
