季節の移り変わりの時期は心身のコンディションが崩れがちです。
体調不良で本調子を出せず、気分的にもダウンして、人を気遣う余裕を失ってしまうこともあるでしょう。
個人的に抱える心身のストレスが「お互い様」の状態となり、ストレスを蔓延させる悪循環を招いてしまうのです。
体調管理をしながら心の穏やかさを保ち、健やかに過ごしたいものですね。
今回は、ストレスとうまく付き合いながら、喜ばれる気配りを実現する方法をご紹介します。
まず物理的な肉体の疲れを癒してから、心的ストレスから解放されましょう。
そして、喜ばれる気配りを実現していくのです。
≪食で体を元気に≫
何はともあれ、体が１番。
まずは秋の味覚を楽しめるように、夏の疲れを癒しましょう！
◎旬のすだち
旬の食材は、季節の変わり目の強い味方になります。
すだちの酸味で食欲を高めながら、香りで気分をリフレッシュ。
焼き魚はもちろん、ドリンクやお味噌汁に絞るのもおすすめです。
◎発酵食品
季節の変化によるダメージを減らすために、お味噌やお醤油、糠漬け、塩麴など、和の発酵食品を積極的に食べましょう。
和食アイテムですが、洋風メニューのアクセントにも使えます。
オイルサーディンにお醤油、ポークソテーに塩麴など、いろいろと工夫して、毎食に摂り入れましょう。
◎大根
風邪をひかないように、粘膜をいたわりつつ、気の巡りをよくしたいもの。
殺菌作用があり、消化をうながす大根がおすすめです。
生の苦みと、熱を加えた甘みには、それぞれ別の効果があります。
生で食べれば流行り病の防止に、加熱すれば腸内のデトックスになり、胃腸も整います。
大根おろしのしぼり汁も、お味噌汁やお出汁に入れて。
≪動いて心をほぐす≫
気分が乗らない時は、何もする気になれず、一日をムダにしてしまうことがあります。
しかし、人との約束や予定があれば、自分に鞭を打ち、身支度を整えるでしょう。
するとなぜか、「面倒だったけど出掛けてきてよかった」と思えることがありませんか？ 洗顔する。
ゴミ出しをする。
軽く伸びをする。
ごはんを食べるなど、何かしらのアクションで体を動かすことで、活動スイッチが入り、気持ちよく動けてしまうのです。
気分が晴れず、嫌なことばかりが浮かんできてしまう時は、その場でジャンプをしたり、片付けや掃除をしてみましょう。
それだけで気分が変わり、気づいたら充実した時間を過ごせているでしょう。
動くことで心がほぐされ、ストレスから解放されるのです。
どんな動きでも構いません。
無用の考えを捨てるつもりで、全く関係のないことをしてみましょう！
≪喜ばれる気配り≫
ストレスから解放されると、心に余裕が生まれ、周りのことをしっかり見えるようになります。
困っている人に気づいて手を差し伸べたり、これから起きそうなトラブルを予測して未然に防ぐこともできるでしょう。
予定をギチギチに詰め込んだり、アップアップの状態になっていると、自分のこともままならず、人への気遣いどころの騒ぎではなくなってしまいます。
そうしているうちに、ストレスがストレスを呼び、ストレスの塊となって、周囲にまで不快感を醸し出すようになり、悪循環を招いてしまうのです。
こうした状況を招かぬように、あなた自身を整えておきましょう。
そして、余裕が生まれたら人を手伝い、あなたを中心に良い循環を広げていくのです。
これができるようになると、あなたがいっぱいいっぱいの時にも手助けしてくれる人が現れるようになります。
お互い様の良き関係が築かれて、ストレスを独りで背負うことが減っていくでしょう。
ストレスは、１度気分転換をしたらそれでＯＫということにはなりません。
モヤモヤしたり、イライラしたり、なぜだか不安を感じてしまうことはたびたび起こり、毎回わたしたちにストレスをもたらします。
１つのストレスを解消してサヨナラできたと思っていても、また別のストレスに見舞われてしまうので、上手にかわしながらうまく付き合う方法を編み出すことが大事です。
体を整えたら、ストレス解消方法を１つずつ試していきましょう。
そして、習慣化してください。
これができるようになれば、ストレスがかなり軽くなりますよ。
