新しいことを始めるにも、続けてきたことを継続するにも、本人がその気になって取り組むことが欠かせません。
とはいえ、心配事や負の感情にさいなまれ、イライラやストレスでいっぱいになってしまうと、どうしても気分が乗らなくなることもあるでしょう。
こうしたリスクを最小限にするためにも、自分自身のご機嫌を保てるように、自分で行えるセルフフォローを習慣化できるといいですね。
今回は、自分自身をご機嫌にするセルフフォローアップ習慣をご紹介します。
≪ご機嫌度合いと気分のバランス≫
どんな人にも気分のムラがあります。
ささいなことでイラッとし、いつもならやり過ごせることに怒りを爆発させてしまうこともあります。
一方で、ひどいことを言われて大変な目に遭ったわりに冷静で優しく応対できることもあるでしょう。
イライラした気分では、小さなことにもつまずいて自分のやる気を損ねてしまいます。
これでは「やろう！」と思っていたこともそっちのけになり、その日一日を台無しにしかねません。
自分を整え、こうした負の気分を和らげることができれば、多少の気分の浮き沈みがあってもいつもの自分を取り戻せます。
さらに、ご機嫌な自分まで気分を加速できれば、どんな仕事や作業を前にしても難なくクリアできるでしょう。
≪自分自身をご機嫌にするセルフフォローアップ習慣≫
機嫌を損ねて泣き出した時、赤ちゃんならあやしてもらえます。
大人になってからでもご機嫌取りを望む人も中にはいますが、それでは他者に依存するばかりです。
下の3つを実行し、あなたの気分のフォローアップ習慣を始めましょう。
一、明日のための準備をする
二、知らないことに「新しいね！」と言う
三、安眠のための準備をする
ポイントは、自分を愉快にするために行うことです。
あなたが喜び、気分を良くすることで、前向きな取り組みに向かいやすくなります。
あなた自身のためのフォローアップです。
一、明日のための準備をする
明日の自分が気分よく出掛けられるように、就寝前に準備をしておきます。
時間のない朝ですが、荷物や服が整っていれば、ゆったりした気分で朝食も取れ、それだけで幸先のいい一日を実感できるでしょう。
昨晩の自分にお礼を言いたくなればバッチリです！
二、知らないことに「新しいね！」と言う
予想外の展開やアクシデントに見舞われると、せっかくの気分と流れが逆転してしまうことがあります。
「こんなに面倒なことが起こるなんて！」「どうしたらいいの？」と思ってしまうと、そのことに振り回されてしまうでしょう。
ここで一言「新しいですね」「初めての体験です！」などの言葉を発してください。
そうすれば、経験者が助けてくれたり、分からないことを周囲と共有できたりします。
前向きな対応に向かいやすくなるでしょう。
理解不能な発言や斬新すぎる意見があった時も、「新しいですね」と言ってください。
どんな考えでも否定せずに受け入れるあなたとなって、人間関係もスムーズに回るようになるでしょう。
知らないことを拒絶せずに受け止めるあなたのセンスが光り出せば、嬉しい出来事がめぐりやすくなり、ここでもまた自分にありがとうと言いたくなるはずです。
三、安眠のための準備をする
一日の疲れを癒す大切なイベントが睡眠です。
お風呂から出て、寝間着で寝室に来た時に寝具が整っていたら、得した気分になれます。
出掛ける前の忙しい時間の間に寝具を整えてくれた自分に感謝したくなるでしょう。
日常の小さなこの3つ。
これを一度やったからといって、どうということはないでしょう。
しかし、日々のめぐりを自分のために習慣化することが、セルフフォローアップ習慣につながります。
自分を大切にすることにつながり、人にも優しくなれるでしょう。
セルフフォローアップ習慣は、数時間後の未来の自分に役立ちます。
自分の一歩先を行くことで、自分自身をフォローします。
そのフォローがあるから、心にゆとりが生まれ、ご機嫌な気分を保てるようになるのです。
自分のための習慣を身に付けて、ご機嫌な毎日をお過ごしください。
