身につける香水や部屋で焚くお香やアロマなど、においをたしなむ人が増えています。
シャンプーやリンス、ボディソープなども、好みのにおいで選ぶ人もいるでしょう。
衣類の柔軟剤や防虫剤など、においのバリエーションが多くなりました。
その一方で、口臭や体臭をケアしたり、部屋や冷蔵庫などに使う消臭グッズも多様化しています。
においにはさまざまな影響や役割があるようです。
今回は、においを上手に使う秘術をご紹介します。
≪におい≫
嗅覚で感じるにおい。
嗅覚は五感の中で1番強い感覚です。
五感で感じたものは記憶に残りますが、その中でも記憶に留まりやすいのがにおいだそうです。
においは、天上への橋になるとされています。
供え物のにおいが神の鼻腔をくすぐるからです。
仏壇やお墓でお線香をあげますが、それは、死者が香りを食べると考えられているから。
この世ではない世界に届くのがにおいなのでしょう。
場を清める作用もあるので、聖なる場である天上への橋となるのです。
一方、ホラー映画や恐怖小説などで、腐ったにおいや血のにおいなどの悪臭が漂うと、良からぬものが登場するという展開が多いと思いませんか。
においは邪悪な存在とつながる橋にもなるようです。
それがこうした生々しいにおいなのかもしれません。
シェイクスピアの『ハムレット』に「罪が悪臭となって天まで漂う」という表現が出てきます。
悪臭が天に届くと、神がそのにおいを振り払ってしまうので、橋がかけられず、良くないことが起きると受け止めることもできるでしょう。
においは物理的にも心理的にも作用します。
においを上手に使って、思い描いた未来に橋を架けられたらいいですね。
≪においを上手に使う秘術≫
ぜひ橋にしたいのは、囲まれて過ごしたら心地いいと思える良い香りです。
そのにおいがほかのにおいに邪魔されずに天まで届くよう、部屋を毎日換気して、悪臭がするゴミなどもまとめて清潔にしておきましょう。
部屋全体を掃除して、生活から出るにおいを消しておくこと。
そして、毎日お風呂で体を洗い、清潔な衣類とタオルを使うことが大事です。
朝昼晩で使い分けられるように、3つのにおいをご紹介します。
朝と昼のペパーミントとシトラスは、ハーブティーなどでまとめて取り入れてもOKです。
それぞれをすべて行うのはもちろん、今のあなたに必要なものだけを実践するのも◎です。
【朝】
朝はペパーミントのにおいを。
ペパーミントスプレーを洗面所で発散させて、そこで洗顔をしたり、ミントティーで朝食を取ったりすると良いでしょう。
スーパーで手に入るペパーミントは、茎を土に刺しておけば、簡単に自宅で育てられます。
フレッシュなもぎたての葉をドリンクやサラダに添えるのも◎。
頭が冴えて物事がスムーズに運ぶようになる一方で、天への橋渡しをしてくれます。
【昼】
昼はシトラスのにおいを。
オレンジ、レモン、グレープフルーツ、ミカンなどの柑橘系のにおいです。
香水として身につけるのはもちろん、柑橘類を食べたり、お茶やミネラルウォーターに絞って飲むのも良いでしょう。
焦りや不安が消えて、人と協力できるようになります。
天だけでなく、人間関係への橋渡しもできるすぐれものです。
【夜】
夜はラベンダーのにおいを。
ボディソープ、シャンプー＆リンス、入浴剤、化粧品などでラベンダーを取り入れれば、リラックスできるにおいをまとうことができます。
ルームフレグランスとして寝室ににおいを漂わせるのも◎。
安眠と快眠を招き、癒やしの橋で天と結ばれましょう。
朝昼夜、楽しみながらにおいを生活に取り入れましょう。
においに包まれた中で天に通じる橋をイメージし、いつ天上人がいらしても問題のないように、あなたのベストを尽くしてください。
運が開けたと感じる瞬間が訪れるでしょう。
においは心に大きく作用します。
不快なにおいは気分を害し、吐き気を催すこともあるでしょう。
頭が痛くなり、何も手につかなくなることもあります。
ご紹介した3つのにおいの中にも種類がありますので、あなたがいいなと思えるものを探してくださいね。
