正しいウェットシェービングのやり方……「爽快感」を体感!

藤村 岳
藤村 岳

正しいウェットシェービングのやり方とは?

正しいウェットシェービングのやり方

正しいウェットシェービングのやり方

T字カミソリを使ったウェットシェービングが苦手という人の多くは、次のような悩みを持っているのではないでしょうか。
  • どこかしら剃り残しがある。
  • うまく剃れたつもりでも、深剃りできていないのか、午後には青ヒゲになってしまう。
  • 肌荒れしたり、ヒリヒリすることがある。肌を切って傷つけてしまったこともある。
  • 昔の替刃式カミソリや使い捨てカミソリの危なっかしいイメージがあって気が引ける。
  • ヒゲをうまくデザインしたり整えたりするのが難しい。
このように考えてしまうのは、ウェットシェービングの正しいやり方を知らないから、あるいは今まで間違ったやり方でずっと剃っていたからかもしれません。

これからお教えする正しいウェットシェービングの方法を知れば、ウェットシェービングの苦手意識はきっと解決できるはずです。

さらに、普段T字カミソリを使ったウェットシェービングの人も、電気シェーバーを使ったドライシェービングの人も悩んでいる、ヒゲデザインの上手な方法もご紹介しましょう。
 
<目次>
  • 「ヒゲをやわらかくする」プレシェーブを適当にやってはNG
  • 刃はできるだけマメに交換を
  • ヒゲは剃りっぱなしではダメ
  • 意外と知らないウェットシェービングのウソ、ホント
  • 正しいウェットシェービングは「爽快感」がある!
 

「ヒゲをやわらかくする」プレシェーブを適当にやってはNG

蒸しタオルをあてるなどしてヒゲに水分を与える。

蒸しタオルをあてるなどしてヒゲに水分を与える。

「ウェットシェービングではうまく剃れない」「肌荒れを起こしてしまう」という人に話を聞いてみると、肌を水で少し濡らした程度でいきなりカミソリを肌にあてたり、洗顔料をつけて洗顔のついでにシェービングをしているという人が意外と多くてびっくりします。

実は、乾いたヒゲは同じ太さの銅線と同じくらいの硬さがあります。そんなに硬いヒゲをそのまま剃っては、うまく剃れずに肌 にダメージを与えてしまうのは当たり前です。

まず必要なのが、ぬるま湯で洗顔をしたり、蒸しタオルをあてるなどしてヒゲに水分を与え、やわらかくすることです。さらに、肌を温めて毛穴を開き、フォームやジェルなどのプレシェーブ剤を用いると、ヒゲを芯から柔らかくしてくれるので、刃の滑りも格段によくなり、深剃りもできるようになります。また肌荒れやカミソリ負けが気になる人には、うるおい成分のはいったプレシェーブ剤や、カミソリ負けを防ぐ薬用成分の入ったプレシェーブ剤の使用がお勧めです。

洗顔時にこういったことをするのが面倒だという方は、「お風呂剃り」でもいいでしょう。入浴の際にシェービングすればプレシェーブも手間ではなくなります。その際も、洗顔料での洗顔だけでなく、プレシェーブ剤の使用をお勧めします。
(ただしカミソリは浴室に置かないようにしましょう。理由は以下にて)
 

刃はできるだけマメに交換を

刃が古くなると、剃り味は悪くなります。きちんと剃れないからと肌に刃を押しつけてしまうと、肌荒れだけでなく、肌が切れて出血することもあります。切れ味のよい刃を常に使用することで、剃り味をよくするだけでなく肌への負担も少なくすることができます。

毎日ヒゲを剃る人なら、10日から2週間に一度ぐらいのペースで刃を交換しましょう。ちなみに私はヒゲが太くて固いので、10回剃ったら刃を替えるようにしています。
切れ味を保つために刃をよくすすいでおく。

切れ味を保つために刃をよくすすいでおく。

さらに、ヒゲを剃り終えたあと、刃をよくすすいでおくことも切れ味を保つためには重要です。刃にプレシェーブ剤やヒゲの残りがついたままだと切れ味が悪くなるのはもちろん、高温多湿の環境では菌が繁殖してしまうこともあります。とくに、浴室に置くのはできるだけ避けましょう。また、ジェルやオイルなど粘性が高いものを使う場合は、念入りにすすぎましょう。
 

ヒゲは剃りっぱなしではダメ

ヒゲを剃り終えたからといって、そこで終わりではありません。まずは剃り残しの確認、そしてローションやクリームなどで「アフターシェービング」することも大切です。

というのも、肌荒れとヒゲ剃りのしやすさというのは卵とニワトリの関係のようなものだからです。剃り方が間違っていると肌荒れを起こすし、肌の状態が悪いと、どんなにいい道具や、どんなにいいやり方をしてもうまく剃れないのです。きちんとスキンケアをして肌を健康な状態に保つということは、明日のヒゲ剃りのために必要なことなのです。

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