加齢による「顔のたるみ」に立ち向かう3つの方法

高瀬 聡子
高瀬 聡子

見た目年齢を左右するフェイスラインのもたつき

肌のたるみは、年齢を重ねるごとに多くの人が抱えるトラブルの1つです。体重は変わっていないのに、なんだか太って見える……。それは加齢によるフェイスラインのもたつきが原因かもしれません。一度たるみが現れると、なかなか元の状態に戻すのは難しいので、まだたるみが気にならない時から予防を行うと、若々しさをキープすることができます。

フェイスラインが気になり始めたらたるみをチェック

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たるみを引き起こす3つの原因とは?

1:コラーゲンなどの量が減る
20代の肌は真皮の繊維芽細胞に弾力があり、ハリを保っています。ゴムのように弾力のあるコラーゲンやエラスチンは、ターンオーバーで生まれかわることがなく、加齢によって古いゴムのように弾力を失います。

初期症状として現れるのがたるみ毛穴です。頬に涙型の毛穴を見つけたら、繊維芽細胞を活性化させるケアを始めましょう。ターンオーバーを促進させるピーリングが効果的です。ピーリングすることで、繊維芽細胞を活性化し、コラーゲンの量を増やしてくれます。


2:真皮と表皮の結びつきがゆるくなる
ふっくらとした弾力を担う真皮と、うるおいを保つ表皮。これらが、しっかり結びついているとピンとした肌に。しかし加齢によって、その細胞同士の結びつきを強めているデスモゾームという成分がゆるくなります。そうすると、基底層と真皮の成分の密着や、細胞同士の密着度が低下し、重力によって下方にずれ、たるみが生じます。

目元のくまやほうれい線などの原因となり、ハリとうるおいを与えることが大切です。真皮の成分を補い、保湿力が高く肌にハリを出してくれるコラーゲンやレチノール入りの化粧品を使用しましょう。また、加齢に効く抗酸化効果の高いビタミンC入り化粧品もおすすめです。


3:筋肉量の減少
肌は真皮だけではなく筋肉によって支えられています。加齢により筋肉量が減ると、肌を支えることが出来なくなりたるみます。特にたるみやすいのが頬。頬が下がると一気に老けて見えてしまいます。脂肪が多く柔らかい人は特に注意が必要です。

筋肉によるたるみには、表情筋トレーニングが効果的。口を大きく開けたりと、普段は動かさない筋肉を鍛えましょう。筋肉量が増えると真皮の密着度もアップしてたるみにくくなります。また、脂肪が多いフェイスラインはむくみやすいため、リンパマッサージで老廃物を流して排出するとスッキリしたフェイスラインに。血行も良くなり肌が活性化し、たるみの予防にもつながります。

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