③対戦相手のアイツに注目!
▽日本代表は、3月にベルギー遠征を実施。23日にマリ代表と、27日にウクライナ代表と対戦する。
▽アフリカ、ヨーロッパと特徴の異なる両チームとの対戦。対戦を前に、両チームの情報、注目選手を紹介する。
【マリ代表】
FIFAランキング:69位(2018年2月)
ワールドカップ出場回数:0回
アフリカネイションズカップ:11回(最高成績:準優勝)
監督:アラン・ジレ
▽世代別の代表チームは近年結果を残しており、1999年のワールドユース(U-20W杯)は3位、2004年のアテネ・オリンピックにも出場している。しかし、A代表は長らくワールドカップ予選に不参加。2002年から予選に出場し始めるも、これまで5度のアフリカ予選全てで敗退している。
▽かつてバルセロナでプレーしたMFセイドゥ・ケイタやリバプールやユベントスでプレーしたMFモハメド・シッソコ、レアル・マドリーでもプレーしたMFママドゥ・ディアッラ、セビージャなどで活躍したFWフレデリック・カヌーテら欧州のビッグクラブでプレーした選手は多く、個人能力の高さと戦術理解度の高さはチームとして武器にしている。
【注目選手】
MFアダマ・トラオレ
1995年6月28日(22歳)
所属チーム:モナコ(フランス)
▽マリU−20代表として2015年のFIFA U-20ワールドカップに出場。4ゴール3アシストを記録し、チームの3位に貢献。個人としても大会MVPを受賞するなど、現在のマリで最も注目されている選手だ。
▽2014年1月にリーグ・アンのリールへと移籍すると、2015年からはモナコでプレー。今シーズンはリーグ・アンで3試合に出場し3ゴールを記録するなど、成長著しい。
【ウクライナ代表】
FIFAランキング:35位(2018年2月)
ワールドカップ出場回数:1回(最高成績:ベスト8)
ユーロ:2回
監督:アンドリー・シェフチェンコ
▽ワールドカップ出場回数はわずかに1回ながら、欧州でも実力のある強国。監督は、かつてエースとして活躍したレジェンドでもあるアンドリー・シェフチェンコ氏が務めている。選手個人の能力が高く、特に攻撃的な選手の評価はヨーロッパ中で認められるほど。代表チームとしての実績は少ないが、能力の高い選手は多く揃っている。
▽指揮を執るシェフチェンコ氏に加え、2トップでコンビを組んだセルゲイ・レブロフやアンドリー・ヴォロベイ、アンドリー・ヴォロニンなど過去にも優秀なストライカーを排出。その他にも、アナトリー・ティモシュチュクやオレクサンドル・ショフコフスキなど、国内の強豪ディナモ・キエフに所属したレジェンドが多数いる。
【注目選手】
MFイェフレン・コノプリャンカ
1989年9月29日(28歳)
所属チーム:シャルケ(ドイツ)
▽母国のドニプロでキャリアをスタートしたコノプリャンカは、8シーズン在籍。若くして注目を集め、21歳だった2010年から代表でプレーする。セビージャへの移籍を経て、現在はシャルケでプレー。その実力も認められている。
▽過去には、2010年、2012年、2013年とウクライナ年間最優秀選手賞を受賞した経験もあり、FWアンドリー・ヤルモレンコ(ドルトムント)とともに、現在のウクライナ代表をけん引する主軸選手だ。