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油圧系のトラブルが発生した全日空71便(24日午後7時28分、新千歳空港で)=小嶋伸幸撮影

 24日午後5時35分頃、北海道の新千歳空港から「航空機から煙が出ている」と千歳市消防本部に連絡があった。

 消防本部や、空港を管理する北海道エアポートなどによると、この航空機は全日空の羽田発新千歳行きの71便で、乗員9人、乗客204人が搭乗していた。午後5時34分にB滑走路に着陸した際、何らかのトラブルが生じ、油圧系の圧力が低下するエラーが出たため滑走路上で停止したという。

 71便は午後6時半過ぎにけん引車により移動を始め、午後7時40分頃に乗客が降りた。消火活動は行っておらず、けが人の報告は入っていないという。休暇で搭乗していた長野県佐久市の会社員(51)は「滑走路上で止まり、消防車もいるので違和感があったが、ほどなく油圧系のトラブルとアナウンスがあり、機内は落ち着いていた。機内で2時間待ち疲れたが、大事に至らなくてよかった」と話していた。