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イスラエルの空爆で破壊された建物(21日、ガザ地区・ラファで)=ロイター

 【エルサレム=中西賢司】イスラエルの公共放送カンや日刊紙ハヨムは24日、イスラエル軍がパレスチナ自治区ガザ最南部ラファへの侵攻計画に着手する時期は間近だと報じた。軍はラファをイスラム主義組織ハマスの「最後の牙城」とみなしている。

 ハヨムによると、ハマスのガザ指導者ヤヒヤ・シンワル氏が数日前、人質解放を巡る提案を拒否した。イスラエル側は交渉の意思がないと判断し、計画を最終決定したという。

 米紙ウォール・ストリート・ジャーナルはエジプト政府筋の話として、イスラエルが2~3週間かけて民間人を退避させつつ、軍部隊を段階的にハマス幹部らの潜伏先とみる地域に送り込むと伝えた。