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(天声人語)別れの句会

 04/16 05:00

 読むたびに胸がざわつく俳句がある。1951年に大阪拘置所で執行された死刑囚が、告知を受けてからの2日間で詠んだ10句だ。〈春寒し思う事涸(か)れて動悸(どうき)うつ〉など率直な表現が並ぶ。最後は「刑場にて」の前書きで〈絞首台のぼりてみればあたたかき〉…

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