【けやき坂46 日本武道館 詳細ライブレポ】「欅坂46のアンダーなんて言わせない」宣戦布告の新曲披露、長濱ねるソロ曲は1期生の愛がたっぷり、2期生による乃木坂46カバー…<セットリスト>


【けやき坂46/モデルプレス=2月1日】けやき坂46(通称:ひらがなけやき)が1月30日~2月1日の3日間にわたって「けやき坂46(ひらがなけやき)日本武道館3Days公演」を開催した。グループにとって初の日本武道館。急遽公演内容に変更はあったものの、全日チケットは完売、会場はファンで埋め尽くされた。ここでは、1月30日に行われた公演のレポートをお届けする。

けやき坂46・1期生(提供写真)
けやき坂46・1期生(提供写真)
◆けやき坂46「漢字のアンダーなんて言わせない」宣戦布告の新曲披露

けやき坂46・1期生(提供写真)
けやき坂46・1期生(提供写真)
2017年12月、初の全国ツアーを完走したけやき坂46。その約1ヶ月半後、初の日本武道館のステージに立つこととなった。当初は、欅坂46と日程を分けて3日間公演を行う予定だったが、全日けやき坂46公演に変更となったことが直前に発表された。

急遽公演内容が変更になったことから、本番前、メンバーはブログで「3日間(日本武道館の客席を)埋めるのは無理だよね…」「ネガティブな方向にしか考えられない」「武道館に立って認められる実力がない」などと口々に不安を吐露。しかし同時に「幕張を超えたい」「認めてもらえるように努力した」「伝説のライブにしたい」という意気込みも強く、全国ツアーを完走した大きな経験から確かな自信を得ている様子だった。

公演のアンコールでは、そんなけやき坂46のメンバーたちが、欅坂46に感じていた焦りや不安な思い、葛藤などが表れた映像がモニター(※)に映し出され、「少しずつ前へ 自分たちを信じて 漢字のアンダーなんて言わせない」というメッセージとともに新曲『イマニミテイロ』を披露。ブラウスにベスト、ライトグリーンを基調とした膝丈スカートの新衣装をお披露目し、宣戦布告とも言える力強い歌詞とパフォーマンスで実力を見せつけた。

けやき坂46・1期生(提供写真)
けやき坂46・1期生(提供写真)
佐々木久美は「この曲は、いま武道館に立っている私たちにとって、とてもリンクした大切な曲です」と説明。そして最後に「私たちがこの武道館という夢の舞台に立てるのは、皆さんがたくさん応援してくださって、声援をくれたり、元気づけてくれるからです。どんどん坂道を上っていくので、これからも応援よろしくお願いします」とさらなる飛躍を誓った。

<(※)以下、モニターに表示されたメッセージ>
2016年5月8日
1人から12人へ
華やかなステージを夢見て
けやき坂46が動き出す
でもなにも出来ない私たち
どんどん坂を上る欅坂46
遠ざかる背中に
焦る
私たちの精一杯も
届かなかった…
ひらがなけやきって何?
どこに向かえばいい?
今できることをやるしかない日々

そこに訪れたチャンス
ひらがなけやき全国ツアー
このまま坂を上っていくはずだった…
長濱ねる兼任解除
2018年1月
日本武道館3Daysが決定
ひらがなじゃ無理?
不安
葛藤
少しずつ前へ
自分たちを信じて
ひらがなの今を見せつけるため
漢字のアンダーなんて言わせない
イマニミテイロ

◆けやき坂46・1期生メンバー全員で長濱ねるソロ歌唱

けやき坂46(提供写真)
けやき坂46(提供写真)
けやき坂46の発足メンバーとして活動してきた長濱ねるが、所属事務所との協議の末、2017年9月に欅坂46へ専任することが発表された。日本武道館公演では、そんな長濱のソロ曲である『100年待てば』を共に活動してきた1期生たちが全員で歌唱した。サーカス団に扮したパフォーマーと一緒に公園で絵を描いたり、ダンスしたり、カフェでお茶したり、駅のベンチでおしゃべりしていたりと、ステージいっぱいに可愛らしさ全開のカラフルな世界観。最後は全員で風船を持って踊り、客席にもたくさんの風船が降りそそいだ。

けやき坂46(提供写真)
けやき坂46(提供写真)
佐々木(久)は「(長濱)ねるちゃんのソロ曲ができて嬉しかった。私たちは本当にねるちゃんが大好きだから、こんなに可愛いセットでできて嬉しかった」と兼任が解除したあとも変わらぬ長濱へのメンバー愛を語った。

◆けやき坂46・2期生のみで初パフォーマンス 乃木坂46「おいでシャンプー」

小坂菜緒(提供写真)
小坂菜緒(提供写真)
佐々木(久)の紹介で登場した2期生は、1人ずつそれぞれの個性を示したダンスでアピール。ビジュアルの高さから、ファンの前に登場する前から注目度が上がっていたメンバーたちということもあり、1期生にも引けをとらない歓声を浴びた。続けて河田陽菜がセンター、両脇に小坂菜緒、渡邉美穂が立ち、乃木坂46の『おいでシャンプー』で初めて2期生のみでのフレッシュなパフォーマンスを見せた。坂道グループの先輩である乃木坂46の楽曲カバーにファンも歓喜。曲中の合間に叫ぶ“コール”も完璧に合わせ、2期生の成長を後押しするかのような声援で一体となって盛り上がった。

けやき坂46・2期生(提供写真)
けやき坂46・2期生(提供写真)
さらに、2期生のみでMCにも挑戦。富田鈴花を中心に会場を煽って盛り上げたり、メンバー内で流行っているという遊びを実践したりと、賑やかにトークを展開。最後に宮田愛萌が「すごい個性豊かなメンバーです。どんどん成長していければと思うので、2期生をよろしくお願いします」と挨拶した。

◆影山優佳の「世界には愛しかない」“オリジナルアレンジ”でファンの心掴む

けやき坂46・1期生(提供写真)
けやき坂46・1期生(提供写真)
ファンにとって、大きな見どころの1つとなったアンコールの『世界には愛しかない』。同曲は欅坂46のカバーとなるが、けやき坂46“オリジナルアレンジ”がファンの胸を打った。曲中のポエトリーリーディング部分を影山優佳(平手友梨奈パート)、東村芽依(長濱ねるパート)、柿崎芽実(今泉佑唯パート)、潮紗理菜(鈴本美愉パート)、佐々木美玲(菅井友香パート)でカバー。

それぞれ個性を表現した歌唱が印象的だったが、中でも際立っていたのは影山。思いをぶつけるかのような影山の叫びから曲が始まり、最後のポエトリーリーディングまで気持ちの入った言葉を伝える。昨年放送されたけやき坂46の初主演ドラマ『Re:Mind』(テレビ東京)での演技経験からか、全国ツアーで披露したときよりもさらに表現力が活かされており、ファンの心をがっちりと掴んでいた。

◆けやき坂46、サーカス風ステージで魅了 初の日本武道館公演に興奮

けやき坂46・1期生(提供写真)
けやき坂46・1期生(提供写真)
ライブの定番『OVERTURE』と共に開幕した日本武道館公演。トランプのなかからメンバーが1人ずつ登場するなど、ダンスとモニターが連動した最新技術も駆使された。また、けやき坂46のダンス指導を行っているというサーカス団に扮したパフォーマーたちを従えて、ショーを見ているかのような演出を繰り広げた。

加藤史帆(提供写真)
加藤史帆(提供写真)
佐々木美玲(提供写真)
佐々木美玲(提供写真)
初めての日本武道館のステージに立ったメンバーは「今までに見たことのない景色で、本当に感動」(佐々木久)、「武道館は噂でお客さんと近いって聞いていて、ドキドキしてたんです!」(柿崎)、「乃木坂さんのコンサートで何回か武道館に来たことがあるから、自分が立っていると思うと鳥肌が止まらない」(加藤史帆)と次々と興奮の様子を話した。

◆大人な表情、キュートな“猫ダンス”…ユニット曲で個性発揮

齊藤京子(提供写真)
齊藤京子(提供写真)
ユニット曲のコーナーでは、欅坂46の石森虹花、織田奈那、齋藤冬優花、佐藤詩織、土生瑞穂からなる「五人囃子」の楽曲『少女には戻れない』を潮、加藤、齊藤京子、佐々木(久)、佐々木(美)が大人な色っぽい振り付けで披露。欅坂46の志田愛佳、菅井友香、守屋茜、渡辺梨加、渡邉理佐からなる「青空とMARRY」の楽曲『ここにない足跡』を柿崎、影山、高瀬愛奈、高本彩花、東村で踊り、欅坂46とけやき坂46の混合ユニット楽曲『猫の名前』では、柿崎、加藤、佐々木(久)、高瀬がキュートな“猫ダンス”で魅了した。そして潮、加藤、齊藤、佐々木(久)、高本からなる「りまちゃんちっく」の楽曲『沈黙した恋人よ』では、けやき坂46の強みとも言える伸びやかな歌声を会場いっぱいに響かせた。

柿崎芽実(提供写真)
柿崎芽実(提供写真)

◆けやき坂46メンバーが“彼女”に…柿崎芽実もファンも跳ぶ

潮紗理菜(提供写真)
潮紗理菜(提供写真)
ライブの終盤『手を繋いで帰ろうか』では、ファンと一体になった振り付けで大盛り上がり。通常は曲のコンセプトに合わせてメンバー同士で彼氏役、彼女役に分かれているが、日本武道館公演では事前にファンに特別な振り付けが公開されており、メンバーが彼女役、ファンが彼氏役として、手を繋ぐ、抱きしめるなどの動作を行った。さらに、曲の終わりには高本が齊藤の頬にキス。

会場には溢れんばかりの雄叫びが響き渡り、熱気が上昇したところで『誰よりも高く跳べ!』。間奏部分では、1人ずつソロダンスも披露された。柿崎がワイヤーを使って大ジャンプし「ここまで跳べ―!」と叫ぶと、この日1番の歓声で包まれた。

けやき坂46・1期生(提供写真)
けやき坂46・1期生(提供写真)
『太陽は見上げる人を選ばない』では、会場がペンライトの赤で染まり、ファンとともに大合唱。佐々木(久)の「武道館ー!」のかけ声で、全員が「ありがとうー!」を感謝の思いをぶつけ、アンコールの『W-KEYAKIZAKAの詩』で幕を閉じた。

◆けやき坂46、“ひらがな伝説”の幕開け

けやき坂46(提供写真)
けやき坂46(提供写真)
幸せを運び続けるけやき坂46の“ひらがな伝説”の幕開けとなった日本武道館3Days公演。幕が降りたと同時に、けやき坂46が坂を駆け上がっていく姿を想像するほかなかった。帰路に着くファンの表情も明るく、笑顔でハッピーオーラが溢れる。宣戦布告とも言えるパフォーマンスで魅せた彼女たちが、これからどんな景色を見せてくれるのか、期待していきたい。

けやき坂46・2期生(提供写真)
けやき坂46・2期生(提供写真)
◆けやき坂46、結成から2年半で日本武道館公演

けやき坂46は、2015年8月21日に結成された欅坂46の妹分的グループ。長濱(現在は欅坂46専任)の追加加入を機に発足が発表され、2016年5月8日に11名のメンバーが加入しけやき坂46としての活動も本格化する。人気急上昇中のけやき坂46は、2017年に“先輩”である欅坂46より先に全国ツアーを完走。結成から約2年半で日本武道館公演を果たした。(modelpress編集部)

■けやき坂46(ひらがなけやき)日本武道館3Days公演<1月30日セットリスト>

影ナレ:河田陽菜、富田鈴花、宮田愛萌

<セットリスト>

OVERTURE

M1 ひらがなけやき
M2 二人セゾン
M3 僕たちは付き合っている

MC

M4 語るなら未来を…
M5 東京タワーはどこから見える?

MC

M6 少女には戻れない(潮紗理菜、加藤史帆、齊藤京子、佐々木久美、佐々木美玲)
M7 ここにない足跡(柿崎芽実、影山優佳、高瀬愛奈、高本彩花、東村芽依)
M8 猫の名前(柿崎芽実、加藤史帆、佐々木久美、高瀬愛奈)
M9 沈黙した恋人よ(潮紗理菜、加藤史帆、齊藤京子、佐々木久美、高本彩花)
M10 100年待てば

MC

M11 おいでシャンプー(けやき坂46・2期生)
M12 NO WAR in the future(けやき坂46・1期生、2期生)

MC

M13 それでも歩いている
M14 永遠の白線
M15 手を繋いで帰ろうか
M16 誰よりも高く跳べ!
M17 太陽は見上げる人を選ばない

EN

EN1 イマニミテイロ

MC

EN2 世界には愛しかない
EN3 W-KEYAKIZAKAの詩

■出演メンバー:名前一覧(50音順)

【けやき坂46・1期生(11名)】
井口眞緒、潮紗理菜、柿崎芽実、影山優佳、加藤史帆、齊藤京子、佐々木久美、佐々木美玲、高瀬愛奈、高本彩花、東村芽依

【けやき坂46・2期生(9名)】
小坂菜緒、金村美玖、河田陽菜、富田鈴花、丹生明里、濱岸ひより、松田好花、宮田愛萌、渡邉美穂


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