亜生はどう考えてもマーティやん!!【リメイクするならオファーくれ!】
映画を観た瞬間、演じている俳優に嫉妬した。「この役、俺が演りたかった!」
そんな、猛烈に演じてみたい映画のキャラクターについて人気芸人が、愛を持って熱弁する「リメイクするならオファーくれ!」
今回、熱弁するのはこの人!
ミキ・亜生
今回、亜生さんがリメイクして欲しい作品はこちら!
『バック・トゥ・ザ・フューチャー』(1985年)
ふとしたきっかけで過去にタイムスリップし、両親の青春時代に巻きこまれた少年の冒険譚。エグゼクティブ・プロデューサーはスティーブン・スピルバーグ他、監督はロバート・ゼメキス。出演はマイケル・J・フォックス他。
そして、亜生さんがリメイク版『バック・トゥ・ザ・フューチャー』で演じてみたい役はこちら!
ビフ・タネン/トーマス・F・ウィルソン
僕みたいなシュッとした奴が嫌味ったらしくいじめるのがいい
Q:どうして悪役のビフを演じてみたいのですか?
亜生:実は『バック・トゥ・ザ・フューチャー』に登場するキャラクターで、好きなのはドク(主人公・マーティの親友の科学者)なんですよ。マーティもいいんですけど、ドクの絶妙な雰囲気がいいんですよね。あんな明るいおじいちゃん、あんまりいないじゃないですか。
でも演じるならビフですね。ビフって、すごく意地悪で変なヤツですけど、最終的に上手くいかないところとか、なんか憎めないんです。『バック・トゥ・ザ・フューチャー2』では、未来のビフの息子役もビフと同じ俳優さんが演じていて、その息子がホバーボードっていう宙に浮くすごい乗り物に乗るシーンがあるんです。ああいうところにも僕はグッときてしまうんですよ。でも最後には何も上手くいかない…みたいな。あとは、ビフのずる賢いところもいいなぁって思います。僕もずる賢くいきたいですねぇ(笑)。
Q:亜生さんが演じるとしたら、どんな風にビフを演じてみたいですか?
亜生:最近あんまり、ああいう「いじめっ子」みたいなキャラっていないじゃないですか。だから僕みたいなシュッとしたヤツが、嫌味ったらしくいじめるみたいなのがいいですね。
昴生:「シュッとしてる」って自分でよう言うたな。
亜生:そこはええやん(笑)。それで、表向きはマーティの友達やぞ、みたいな感じなんだけど、実は裏でめちゃくちゃ悪いことをしているみたいな。
なんやったらビフは俺や!!
Q:これまでに演技されたことはありますか?
亜生:ちょっとした演技はやったことがあるんですけど、やっぱり難しいんですよね…。例えばコントでキャラを作ってやっても、兄ちゃんのことを「兄ちゃん」ってすぐ言うてしまいますし(笑)。だから、コントはあまりやらないんです。やりながら笑っちゃうんです。自分がキャラになりきろうとすると、どうしていいか分からないんですよね…。
Q:ミキのお2人だと、どちらの方が演技が上手いですか?
昴生:僕も演技をしたらむちゃくちゃコテコテやと思うし、どっちもどっちだと思いますね。僕も一応、芝居をやったことはあるんですけど、セリフは覚えられへんし、台本に書いてあることをそれ通りに言えないんです。あと、同じことを何回もできないので、もしやるとしたらそこら辺を許してくれる、だいぶ優しい監督じゃないと無理ですね。
亜生:あと、関西弁縛りで。
昴生:そうですね。標準語は絶対に無理なんで(笑)。
Q:リメイク版があるとしたら、マーティとドクは誰に演じてもらいたいですか?
亜生:僕がビフを演じるってことでいいんですよね?
昴生:そこが入ってけぇへんのよな。亜生はマーティやん!どう考えても。
亜生:いや、でもマーティはどうやって演じたらいいのか分かれへん。
昴生:違うやん。自分をマーティと置き換えて、ビフとドクを考えた方が絶対ええよ。というか、なんやったらビフは俺や!
亜生:それやったらすぐ決まってまうねん。だったら、リメイクする意味がないから!
昴生:違う、違う。リメイクしすぎや!
亜生:僕は、新しい『バック・トゥ・ザ・フューチャー』にしたらいいと思う。だから逆に、ビフみたいなヤツがマーティでもいいんですよ。つまり、兄ちゃんがマーティでもいいんですよ。
昴生:僕ね、たぶん、ビフもマーティも両方いけるんですよ。
亜生:兄ちゃんがマーティをやったら人気は出ないかもしれないですけどね(笑)。
昴生:僕がマーティを演じた『バック・トゥ・ザ・フューチャー』はきっと最後の時計台のシーンもケーブルを繋げられないやろうしな。最後の最後、どんだけ頑張っても無理や。
亜生:ちなみにドクは、アイロンヘッドの辻井さんのイメージです。何でもできるし、なんでもやってくれるんですよ。キャッチーだし、ちょっとおじいちゃんの感じもあるし(笑)。だからあんな人に演じてもらいたいですね。
アイロンヘッド・辻井
以上、ミキ・亜生さんの「リメイクするならオファーくれ!」でした!
次回もお楽しみに!
(文・渡部隆太/辻健一)