「自分だけは大丈夫」と思っていても、やってくるのがアクシデント。スマホの紛失も例外ではありません。警視庁の統計をみると、平成26年度中の遺失物届で上位4位にランクされているのが「携帯電話類」。件数は25万件に及びます。
スマホは、小さなコンピュータ。その中にはプライベートな写真やお気に入りの音楽、アプリ、仕事のメールや個人情報など、なくすと困るもの、漏らしてはならないもの、他人に迷惑をかけてしまうものまで、たくさん入っています。なくしてしまってから騒いでも後の祭り。ここでは、万一のスマホ紛失に備えて、事前にやっておくべきことをご紹介します。
●保有者の5人に1人がスマホをなくしていた
スマホの...
ジャンル
くらし
「自分だけは大丈夫」と思っていても、やってくるのがアクシデント。スマホの紛失も例外ではありません。警視庁の統計をみると、平成26年度中の遺失物届で上位4位にランクされているのが「携帯電話類」。件数は25万件に及びます。
スマホは、小さなコンピュータ。その中にはプライベートな写真やお気に入りの音楽、アプリ、仕事のメールや個人情報など、なくすと困るもの、漏らしてはならないもの、他人に迷惑をかけてしまうものまで、たくさん入っています。なくしてしまってから騒いでも後の祭り。ここでは、万一のスマホ紛失に備えて、事前にやっておくべきことをご紹介します。
●保有者の5人に1人がスマホをなくしていた
スマホの盗難・紛失対策アプリなどのセキュリティを作っているルックアウト社(本社・米国)では、2014年9月に日本国内のスマホ使用者1000人(18歳以上)を対象に行った調査をもとに『日本のスマートフォン紛失にまつわる事情』を発表しています。
それによると、保有者の5人に1人、18歳から24歳ではほぼ45%がスマホの紛失や置き忘れ経験があると回答しています。また、実際にスマホをなくしてしまった人のうち10%は、手元に戻ってきませんでした。
その理由は「いろいろ試したがダメだった」人が52%、「盗まれてしまった」ケースが32%。注目すべきなのは、「取り戻すために何かできることがあると思わなかった」人と「取り戻す方法が複雑すぎる、難しすぎる」と感じた人が各28%という数字、さらに「見つけるために何をすればよいか分からなかった」人も16%となります。
●スマホ紛失前に必ずやっておくべき4つのこと
(1) 画面ロック
スマホを紛失した際に、画面のロック設定を行っていないと、最悪、すべてのデータが他人に見られてしまう可能性があります。写真やLINE、メールなど、個人情報やプライベートなデータがスマホにはたくさん入っています。必ずロックは掛けましょう。
(2) 紛失対策アプリの設定
Androidであれば「Androidデバイスマネージャー」、iOSであれば「iPhoneを探す」をアプリの設定をしておきましょう。事前に設定しておくことで、端末紛失時に他のスマートフォンやPCから、端末の位置検索、端末ロック、データ消去が可能になります。
(3) 自動バックアップ
データ消去も紛失対策アプリからできるとはいえ、スマホ紛失時にデータが全て失われるのは避けたいものです。
写真などはクラウドに自動でバックアップできるサービスがあるので、それらを使うと良いでしょう。写真を撮影すると自動的にクラウドサーバにバックアップが保存されます。端末を紛失しても、クラウドサーバのデータはなくなりませんので安心です。Androidであれば「Googleフォト」、iOSであれば「iCloud」を利用するのが良いでしょう。
(4) 連絡先をメモ
スマホを紛失してしまったら、いろいろなところに連絡しなければなりません。しかし、電話番号がスマホの中にしか登録されていないというのは、一番避けたい状況です。
いち早く連絡や問い合わせができるように、住居最寄りの警察署と携帯キャリア紛失窓口、よく使う路線の「落とし物・忘れ物窓口」連絡先は、最低限、手帳に書き留めておきましょう。
●もっとも気を付けたいのは…
先の『日本のスマートフォン紛失にまつわる事情』によると、画像や動画、音楽、アプリ、個人情報など、スマホのデータを回収するのに支払ってもいいと思う金額は、紛失したことのある人のうち44%が5万円、さらに5人に2人近くは10万円支払うと答えています。
バックアップを行なっている人は、スマホ保有者の10人中7人。中でも紛失経験のある人の方がバックアップ率が高く、その理由は、データの貴重さはもちろんのこと、「紛失は誰にでも、いつ起こるか分からない」という自身の反省に他なりません。
特に気を付けたいのは、お酒の席。つい羽目を外してしまい、お酒を飲みすぎて、気付いたときにはスマホがない、という経験をした人も多いのではないでしょうか。そういう意味では、常に手元に置いておくように意識するということが、もっとも大事なのかもしれませんね。
ジャンル
くらし