「子宮美人」をつくるコラム

現代の女性には「プレ妊活」が必要です

女性の子宮は、伸縮性のある筋肉でできた袋のような臓器。普段から生理のリズムによって伸び縮みを繰り返しますが、特に妊娠中は大きく拡張しながら赤ちゃんの成長を育むという、とっても大きな役割を担っています。

「妊娠・出産なんてまだまだ先のこと」と思っている人も多いかもしれません。けれど、たとえ10代の若さでも、骨盤のゆがみや冷えなどで周辺の血流が悪化し、子宮がカチコチに固まっている人が本当に多いんです。いざ「赤ちゃんが欲しい」と思ったときに慌てないよう、いますぐにでも「しなやかな子宮」づくりの準備を始めましょう!

しなやかな子宮のための
カラダづくりに必要な3ステップ

子宮が凝り固まっているからといって、単に脱力させただけでは内臓の下垂(ダランと垂れ下がった状態)は改善されません。その反面、むやみに筋肉を鍛えても、体はさらにガチガチに固まるだけ。つまり新たなゆがみを防ぐためにも、また、きちんと伸び縮みする子宮をつくるためにも、使った筋肉をしっかりクールダウンさせることが必要なのです。

子宮はもちろん、卵子や女性ホルモンを分泌する卵巣の機能を取り戻すためにも必要なのは、周辺を取り囲む骨盤のゆがみを改善すること。そのためにも「ゆるめる・しめる・リラックス」の3つのステップで、しなやかで弾力のある体の状態に導くことが大切です。そこで考案された画期的な方法が「子宮美人ヨガ」ですが、ポーズをご紹介する前に、最初は簡単なプレエクササイズから始めてみましょう。

末端をケアする「足指&足首回し」で
骨盤まわりの血流を改善!

意外かもしれませんが、子宮まわりを整えるにはまず、足の末端からほぐすことが重要です。というのも、足先がつまって固まると、そこへつながる骨盤もバランスを崩し、全身に悪影響をおよぼしてしまうため。そこで効果的なのが、かかと・足指の先をまんべんなくゆるめる「足首&足指回し」です。末端の血流がスムーズになるので、ヨガの前にはもちろん、気になる冷えの改善にも効果大。ぜひ、毎日の生活の中でも気軽に取り入れてみてください!

まずは姿勢のポジションから。ひざを曲げて反対の足をのせ、親指&中指でくるぶしの下を押さえます。

次に、手のひらでかかとを包むようにしながら足首を大きく回すと、足のふくらはぎ側をゆるめる効果が。自分が気持ちいいと思える回数を回したら、反対方向も同様に。

 

続いてつま先全体を手で包み、大きく円を描くように回します。自分が気持ちいいと思える回数で、反対方向も同様に。ここでは、足のすね側をゆるめる効果があります。

  

足を押さえている手を甲にすべらせ、足指の先を持って、引っ張りながら回します。親指~小指まで1本ずつ、両方向に気持ちいい回数を。

監修者と書籍のご紹介

詳しい内容は、『子宮美人ヨガ』でチェックできます!
【著者】仁平美香(にへいみか)
【発行】主婦の友社

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