「あいつだけは許さない」「どこまであいつは自分勝手なんだ」「頭が悪い奴ばかり」……といった怒りの感情から、「どうせ自分なんて」「つまらない人生だ」「生きる目標が見つからない」などの後ろ向きな感情、忘れられない辛い出来事や悲しみなど、人はつねに何かの感情に縛られている。
「喜怒哀楽」の「喜」と「楽」だけで生きていければいいのかもしれないが、そうは問屋がおろさない。会社組織に限らず、人が社会に関わりながら生きていく以上、誰もが「怒」と「哀」、つまりネガティブな感情ともうまくつきあわざるを得ないが、できれば平穏な心で過ごしたいものだ。
そこでおすすめしたいのは4つの言葉で心をクリーニングするという...
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人間関係
「あいつだけは許さない」「どこまであいつは自分勝手なんだ」「頭が悪い奴ばかり」……といった怒りの感情から、「どうせ自分なんて」「つまらない人生だ」「生きる目標が見つからない」などの後ろ向きな感情、忘れられない辛い出来事や悲しみなど、人はつねに何かの感情に縛られている。
「喜怒哀楽」の「喜」と「楽」だけで生きていければいいのかもしれないが、そうは問屋がおろさない。会社組織に限らず、人が社会に関わりながら生きていく以上、誰もが「怒」と「哀」、つまりネガティブな感情ともうまくつきあわざるを得ないが、できれば平穏な心で過ごしたいものだ。
そこでおすすめしたいのは4つの言葉で心をクリーニングするという方法。ただ「ごめんなさい」「許してください」「愛しています」「ありがとう」という言葉を心の中で唱えるだけという簡単なものだ。別に心を込めても込めなくてもいい。
これは「ホ・オポノポノ」という古代ハワイに伝わる問題解決法を、モーナ・ナラマク・シメオナ氏(ネイティブハワイアンの伝統的高度医療専門家)が発展させ、ひとりでもできるシンプルなものにした「SITHホ・オポノポノ」によるもの。問題の原因を他人や社会のせいにしたり、解決を外に求めるのではなく、問題の原因は自分の中にあり、それを解決できるのは自分しかいないという考え方だ。
ホ・オポノポノでは、問題の大元は潜在意識に貯められた遠い過去からの記憶が再生し続けていることにあると考える。その記憶を消去するために、日々、一瞬一瞬をクリーニングすることで、ゼロな状態の自分を保てるのだ。ゼロな状態の自分は、「こうあるべき」「こうすべき」といった既成概念や偏見から解き放たれ、自由な発想ができるようにもなる。
本来、ホ・オポノポノは「本当の自分を取り戻し、生きる」ためにおこなうものだが、社会の荒波の中を泳ぎ、時には溺れそうになったり、自ら海の底へ落ちていきたくなるような感情の浮き沈みを感じる人たち、特にサラリーマンにとっても、「ゼロの状態を保つ方法」という点で大変有効だ。とにかく簡単でお金も時間もかからず、道具も何もいらないし、いつでもできる手軽さがいい。
例えば、朝の通勤電車でイラッとしたとき、上司から理不尽な言葉を投げつけられたとき、些細な失敗をしてしまったときや、心配ごとがあるときに「ごめんなさい」「許してください」「愛しています」「ありがとう」という言葉を繰り返してみよう。言って損はない。ぜひお試しあれ。
<参考文献>
・『ホ・オポノポノ ライフ ほんとうの自分を取り戻し、豊かに生きる』(カマイリ・ラファエロヴィッチ著、平良アイリーン訳 講談社)
4/27(土)のクイズ! ホントの話
外国の挨拶の問題です。
フランス語で「ありがとう」は次のうちどれ?
正解率 : 88.5%
哲学の日
紀元前399年のこの日、ギリシャの哲学者であるソクラテスが毒を飲んで亡くなったことに由来。
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