ケアコラム

生理に関するチェック&ケア

(06/04UP)

生理痛ケア⑦やさしい女性用ケアグッズ

●女性用ケアグッズいろいろ

女性が働くことが当たり前の社会になり、晩婚・晩産・少子化がすすんだことによりたくさんの子どもを産み育てた昔の女性に比べ、現代女性の生涯月経回数は大幅に増えています。
初経も早まり生涯では450~500回ぐらいといわれています。が、平均5日としても生涯のうち合計で6年強の生理日を過ごすわけです。ナプキンに換算すると13,000~15,000枚ぐらい消費するそうです。

ストレスや社会環境の変化など、女性の健康への負担は大きく、生理痛や生理不順をはじめとする女性特有の健康トラブルがにわかにクローズアップされるようになりました。

そんな背景の中、つらさやわずらわしさを軽減したい女性の思いは、さまざまなセルフケア方法や便利でからだにやさしいグッズを求めてきたわけです。

最近普及してきた「布ナプキン」もその一つです。
便利な使い捨てのケミカルナプキンは、さまざまなタイプが用意され、おりものシートもかなり使われていますが、ムレによるかゆみやただれなどのデリケートな悩みがあります。そこで自然派志向・ゴミ問題などの関連で、オーガニックコットン利用の布ナプキンが出てきました。やさしい肌ざわりで、ナプキンの手洗いきっかけに女性としての自分の身体を大切に考えるようになったなど、メリットは大きいと思います。

一方、布ナプキン利用で生理痛が軽くなった、量も日数も減ったというような効能のエビデンスはあるわけではないので、まずは自宅でくつろげる日などには試してみてもよいかもしれません。

同様に昔から韓国で婦人科トラブル改善に使われてきた民間療法の「ヨモギ蒸し」を簡便にした「ヨモギパッド」やヨモギの殺菌・消臭効果をうたった「ヨモギナプキン」なども出回っています。

冷えを予防し生理痛を軽減するためには、腹巻付きのサニタリーショーツや、ウエストからお尻をすっぽり包み込むボクサータイプのショーツも良いかもしれません。ムレにくく、かわいいデザインのものもありますので、自分に合ったものを見極めて、快適な生理期間を過ごせるようにしましょう。


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