●過食、間食、食べ物に気をつけよう
生理前に、一度にケーキを3~4個食べてしまった、大袋のポテトチップスをいっきに食べてしまったなど、負分でも過食症になったのか?と心配になるような体験をした方も多いでしょう。
日頃からダイエットを目指して食べ過ぎにならないように注意している人でも、急に食欲が増して、甘いもの・味の濃いもの・油っぽいものなどを食べたくなるというのも、実はPMS(月経前症候群)症状のひとつです。
身体症状・精神症状・社会的症状をひっくるめて、PMSの治療法が確立していないことから、栄養療法が推奨されています。
1. バランスの取れた食事を摂取
2. 脂肪・砂糖・塩分を減らし、適量のたんぱく質を摂取
3. 食物繊維を多く摂取、精製した食材をやめて、玄米・全粒粉・雑穀などにする
4. 血糖値を一定に保つため、
絶食や欠食をしない。異常な食欲やあまいものへの渇望を防ぐため、3回の食事+2~3回の間食(玄米クッキー等)を摂取。
5. カフェイン・アルコールを含む飲料を飲まないか、極力減量
サプリメントの活用(カルシウム、マグネシウム、ビタミンB6、ビタミンE、テアニン、月見草オイルなど)
栄養を改善することで、全ての女性に効果があるわけではありませんが、
PMS患者の30%ほどに改善がみられるそうです。
また、通常の食品からの摂取では問題がなくても、サプリメントでは、過剰摂取になり、不調の原因となってしまう場合もあります。
気を配ったバランスの良い食事を続けていても、つらい症状がなかなか改善されてこない場合には、婦人科で相談してみましょう。
サプリメントを使用したい時には、医師や管理栄養士に相談しつつ、適切な量を摂取しましょう。