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DATE/ 2017.08.26

吉田松陰の『留魂録』が時代に遺したもの


●「遺書文学」の最高峰『留魂録』

 歴史上の人物の遺書、最期の言葉というのは、その人生が凝縮されているようで、興味がつきません。特に日本には「辞世」というある種の文学的な形式があり、その一生の振り返り方も実にさまざまです。たとえば、権勢をきわめた太閤秀吉が「露と落ち露と消えにし我が身かな 浪速のことも夢のまた夢」と、人生のはかなさをうたったかと思えば、その秀吉に天下取りという意味では屈した伊達政宗が「曇りなき心の月をさきたてて 浮世の闇を照らしてぞ行く」と、澄んだ心境を詠じています。

 あの幕末の志士、吉田松陰の辞世は「身はたとひ武蔵の野辺に朽ちぬとも 留置かまし大和魂」と、「これぞ松陰」と思わせるも...

ジャンル 時事/オピニオン
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