ケアコラム

生理に関するチェック&ケア

(05/07UP)

生理不順ケア③生理不順治療に役立つ基礎体温計測

●婦人科でできる生理不順治療②
いつもより遅れている、周期がバラバラ、1ヶ月に2回もあったなど、月経不順に悩む人は多く、中には妊娠したわけではないのに「何ヶ月も生理がない」といった重度の無月経の場合もあります。

女性の月経リズムはとてもデリケートなため、疲れやストレスがたまった影響で、不規則になることがあります。ストレスというとネガティブな感じですが、逆にとてもうれしいことやワクワクするような楽しいことでも影響すると言われています。

正常な月経周期は25~38日間、6日以内の変動は正常範囲。多少の変動があっても基礎体温が低温期/高温期の2相性を示しており、排卵が確認できれば、様子をみてもよいかもしれません。
しかし、すぐにでも妊娠を望んでいる方や、基礎体温の2相性がわからない方は、一度婦人科で相談してみましょう。


特に心配なのは、60日以上無月経という場合です。
月経が長期間ないのは排卵が起こっていないということ。卵巣機能が低下し十分なホルモンが分泌されないと、身体全体への悪影響も心配です。
無理なダイエットや過剰なストレスなどの心当たりはありませんか?婦人科系の疾患が隠れているということもありますので、診察を受け原因を探しましょう。

婦人科では、まず問診票に受診理由・最終月経日(月経痛・経血量なども)・初潮の時期・妊娠経験などを記入しますので、予めメモを持って行きましょう。
子宮や卵巣の状態を把握するために、内診・エコー検査・子宮頸ガン検査、ホルモンバランスを把握するための血液検査などがあります。
卵巣機能回復の治療が必要な場合、その程度に応じて、注射や低用量ピルによる女性ホルモンのコントロール治療や、漢方薬の処方などもあります。
基礎体温をつけることや、バランスの整った食事、適度な運動などの生活習慣改善指導もあるかもしれません。

まだまだ更年期には大分時間があると思っていても、月経不順を放置すると、30代でもプレ更年期/早発閉経という場合もあります。心配な方は、一度健診を受けることをおすすめします。

最近のコラム

マイページに追加