ケアコラム

生理に関するチェック&ケア

(05/07UP)

生理不順ケア④ダイエットと生理不順の関連

●ダイエットと生理不順
TVや雑誌などのメディアでさかんにダイエットの特集が組まれていますが、女性のダイエットには落とし穴があることを忘れないでください。

特に、1~3ヶ月程度の短期間に体重が5~10kg、または元の体重の10~30%減少すると続発性無月経になりやすく、若い女性の無月経はダイエットが主たる原因とさえ言われています。

いわゆる月経不順という中で、最終の月経開始日から数えて90日を超えていたら「無月経」の状態です。
女性の月経周期は25~38日の範囲が正常とされていますが、一般的には、排卵後約2週間程度で月経が起こりますので月経があるということは排卵がある、すなわち卵巣が正常に機能しているということです。

ところが極端なダイエットで身体に負担をかけると、身体は生命の維持が第一となり次世代の卵の準備どころではなくなるため、卵巣が休眠状態に入ってしまうことになります。

「やせてキレイになるし、月経がないのはラク!」と思っている人がいるとしたら、それはとんでもいない間違いです。
まず無月経を放置しておくと、将来の不妊につながる恐れがあります。


また女性ホルモンは脳神経から骨や肌まで全身に関係しているため、無月経になると全身に不調が起こります。一気に老化が早まり、若くして更年期のような状態になってしまいます。

無月経自体はすぐに命に係わるようなものではないかもしれませんが、いったん卵巣が働かなくなると、元にもどすための治療には、とても時間がかかることを覚えておいてください。

そこで危険なリスクを負わずに上手にダイエットをするには、基礎体温をつけてホルモンバランスを確認しながら、適切な運動を取り入れ代謝の良い身体づくりをすることです。
無月経にならない、健康的なダイエットを目指しましょう!


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