ケアコラム

生理に関するチェック&ケア

(08/06UP)

豆知識④貧血と生理の関係

●貧血と生理の関係は?

個人差が大きいとはいうものの、日本産科婦人科学会による正常月経の範囲は、周期日数:25~38日、周期変動:±6日以内、持続日数:3~7日、出血量:20~140mlとされています。しかし出血量が多くなり、多い日の昼間に夜用ナプキンが1時間も持たない、レバーのような塊が出る、ダラダラと8日以上も出血が続くなど過多月経に悩む女性もいます。

朝起きたくない、階段を上がったら息切れがする、疲れやすい、頭がクラクラする、顔色が悪い、目の下のクマが気になるなどは、貧血が原因かも?
月経過多で貧血になると体内が酸素不足になり、酸欠状態が続くと心臓に負担がかかり、重大な病気につながることもあります。


鏡に向かって下まぶたをめくってみましょう。白っぽく見えたら、それは貧血のサイン。月経量の多さに加えて、息切れ、めまい、ふらつき、疲れやすさなどを感じる人は、婦人科を受診しましょう。

成人女性のヘモグロビン正常値は12~16g/dl、1回の月経でヘモグロビンが10g/dl以下に落ちてしまう人もいるそうです。美容や体力といった問題だけでなく、子宮内膜症や子宮筋腫、子宮ポリープなどが貧血の原因となっているかもしれません。

貧血は、鉄剤の服用でかなり改善されます。鉄分が身体に行き渡り貧血状態が改善すると体調も良くなります。医師とよく相談して貧血の原因を突き止め、治療しましょう。また、日常の食生活では、鉄分やビタミンB、Cの補給を心がけましょう。レバーや赤身の肉、貝類、青魚、ほうれんそう、ひじきなど食べやすい方法でたっぷり摂りましょう。

また「目の周りのクマ」には、軽い指圧を試してみましょう。目の周りはデリケートなのであくまでもやさしく・ゆっくり。軽く気持ちのいい程度に押さえると血行が改善します。温かいタオルと冷たいタオルで交互にのせる方法も、血液循環がよくなります。

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