生理痛にお悩みの人へ、ぜひおすすめしたいのが布ナプキンです。デリケートな部分に当てることで子宮を冷えから守り、カラダを内側からポカポカとあたためて血流を改善。生理中のデトックス効果を高めて、子宮をしなやかに、健康な状態に導いてくれるんです。
「モレたりしないの?」と心配する人もいますが、もともと吸収力の高い素材のうえ、防水布や羽根つきのタイプを使えばより安心できます。また取り換えのタイミングをトイレでこまめに確認することで、経血の状態や変化をチェックできるというメリットも!カラダと向き合い、子宮のコンディションに気づく機会としてもおすすめです。
取り換えの頻度は種類によっても異なりますが、基本的に紙ナプキンと同じに考えてOK。多い日はパッドを重ねたり、少ない日は薄手のライナータイプを使ったり。量によって、さまざまな種類を使い分けられるのも魅力のひとつです。
布ナプ初心者さんでどうしても心配な場合は、紙ナプキンの上に布ナプキンを重ねるWづかいから始めてみたり、最初は量が少ない生理の終わり頃からトライするのもいいですね。慣れるうちに、取り換えのペースもつかめてくるでしょう。
ニオイを心配する人もいますが、使ってみると、天然の素材による布ナプキンほど意外にニオイが少ないのに驚くはず。外出時はファスナーつきのポリ袋&ポーチに収納し、お洗濯も100円ショップで手に入るアルカリ洗剤(=セスキ炭酸ソーダ)でつけおきしたあと、普通に洗濯機で洗うだけだからとっても簡単です!
ひとくちに布ナプキンといっても、その形や使い方はさまざまです。そこで、ここでは基本的な3つのタイプをご紹介。経血量や目的によって、自分に合った布ナプキンを選んでみましょう。
●ハンカチ型
折りたたみ方を変えて厚みを調整したり、パッドを間にはさむ使い方もOK。折り返してキレイな面を出せばもう1度使えるので、外出時の換えが少なくて済むのがGOOD。洗濯しやすく、乾きやすいのも特長です。
●一体型
本体に吸収体が内蔵されたタイプ。ウィングにボタンが付いてショーツに固定できるので、初心者さんには特におすすめ。おりもの用ライナーから軽い日~多い日用まで、経血の量によってサイズを使い分けて。
●ホルダー型
取りはずしOKなパッドの吸収体は経血量によって重ね使いできるのが◎。外出時もパッドの換えを持ち歩くだけで、洗濯もラクラク。固定用のひもを後ろに回すことで、ホルダーを単体で使うこともできます。
最後に、大切なことをもうひとつ。布ナプキンを使えば、経血をためて出す「月経血コントロール」が身につきやすくなり、子宮のしなやかさも高まります。詳しくは、書籍『子宮美人のつくりかた』(主婦の友社刊)でもご紹介しているので、ぜひ両方にトライしてみてくださいね!
詳しい内容は『子宮美人のつくりかた』でチェックできます!
【著者】仁平美香(にへいみか)
【発行】主婦の友社