「子宮美人」をつくるコラム

食べ過ぎるのはどうして!?
過食の「負のスパイラル」

 ゆらぎやすい生理のリズムによってココロとカラダが左右される女性にとって、過食がおさまるいちばんの近道は、なによりカラダの改善です。ホルモンや自律神経の影響を受けやすい女性にとって、子宮がカチコチにこりかたまった状態ではこれらのバランスも崩れやすく、特に生理前などは食欲が爆発してしまうことが多いんです。

 過食はある意味、自傷行為のようなもの。普段では考えられない量を一気食いして、胃腸に負担をかけて内臓をさらに固めたり、過食で太った後にダイエットして、ストレスをさらにためてしまったり……。でもどうか終わったことでみじめにならず、まずは自分を許すことから始めてほしいと思います。


 また、過食の直接的な原因として考えられるのは「栄養不足」。無理なダイエット、不規則な食生活で必要な栄養が不足すると、カラダは「栄養が足りない!」というサインを出し、それが異常な食欲となってあらわれます。けれど、それをお菓子でまぎらわそうとしても、栄養が足りていない間はいくら食べても満足しないのは当然です。

 けれど、これはカラダが健康になりたがっているサイン。次の日は野菜を多めにしたり、どこかで調整できればいいんです。その意味で、おすすめしたいのは食生活を1週間単位でとらえること。スイーツや外食もすべてガマンするのでなく、その週の中で調整することを考えれば、食べられないストレスがたまることもありません。

ココロのバランスを整えて
過食を克服する方法

 過食のもうひとつの原因であげられるのが「欲求不満」です。人間の三大欲求=食欲・睡眠欲・性欲の中のどれかが欠けると、人は残りの欲求に異常に執着する傾向があるもの。なかでも食欲はいちばん手軽に満たせる欲求なので、仕事などでストレスがたまると、どうしても過食に走りがちになるんですね。

 これは、カラダではなく脳が食べ物を欲している“ニセの食欲”。そんなときは、まず自分の三大欲求がきちんと満たされているか振り返り、ココロのバランスの乱れを整える工夫をしてみましょう。

 こうした理由をふまえて、『子宮美人のつくりかた』(主婦の友社刊)では、過食を遠ざけるための工夫をいろいろとご紹介しています。実際に試して効果があったものなので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

 ここでは、イライラを感じて過食に走りそう(または走ってしまった)ときの救急ケアとして、頭蓋骨マッサージをお教えしましょう。

 やり方はとっても簡単!髪の生え際~頭頂部まで、手ぐしを使って地肌をマッサージするだけです。かたまった頭がい骨のつなぎ目をほぐし、バランスを崩した自律神経を整える効果が期待できますよ!

監修者と書籍のご紹介

詳しい内容は『子宮美人のつくりかた』でチェックできます!
【著者】仁平美香(にへいみか)
【発行】主婦の友社

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