「子宮美人」をつくるコラム

深いリラックス効果で
筋肉がかたまるのを防ぐ

 どんなに効果的なエクササイズでも、鍛えっぱなしでは体をガチガチに固めて、新しいゆがみの原因にもなりやすいのをご存じですか?ここまでご紹介してきた「子宮美人ヨガ」の基本ポーズも、いよいよ今回が仕上げです。最後のStep3では、「リラックス」のポーズとその効果について、ご説明していきましょう。

「子宮美人ヨガ」の目的は、子宮をしなやかな状態に整えること。そこで硬く凝り固まった子宮をStep1でゆるめたら、Step2で引き締め、そして最後のStep3では、使った筋肉をしっかりクールダウン。深いリラックスとともに、筋肉の収縮を防いであげることが大切なんです。

Step1 ゆるめる ~猫と牛のポーズ~
Step2 しめる ~椅子のポーズ~

ココロとカラダの両面から
子宮の健康にアプローチ

 リラックスが必要なのは、カラダだけでなくココロも同じ。女性の健康を左右するホルモンのひとつ「エストロゲン」は、脳の中枢にある視床下部の指令でコントロールされています。さらにこの視床下部は、心身のバランスを調節する自律神経をつかさどる部分でもあるため、ストレスなどでこのバランスが乱れることで、ホルモンを放出する卵巣や子宮にも影響を与えてしまうんです。

 脳を包む頭がい骨は、いくつかの骨がパズルのように組み合わさってできたもの。疲れやストレスで固まりがちな頭がい骨を深いリラックスでゆるめ、自律神経を整えて女性ホルモンの分泌をスムーズにすることが、しなやかな子宮のためにも非常に大切なことなのです。

 この「子どものポーズ」では、どうぞあるがまま、重力に身をまかせてみてください。床に沈み込むように力を抜き、不安や心配事もこの時間だけは忘れて「何も考えない」ように意識してみましょう。深いリラックスでココロとカラダがすっきり、軽くなるのを感じてくださいね。

足は腰幅、手は肩幅に開いてマットにつけ、四つんばいの姿勢になったら、手を前に伸ばしながら、かかとをおしりにのせていく。

腕を前に伸ばしきったら力を抜き、おでこを床にしずめる。朝にリフレッシュしたい時間や、気持ちを明るくしたいときは、胸を開いたこの体勢をキープ。腕や体の重みを感じて、ゆっくり呼吸しながらリラックスして。

夜のお休み前や、より深くリラックスしたい場合は、おでこを床につけたまま、腕を後ろに伸ばしてもGOOD。最後に起き上がるときは、手を床についてゆっくり上体を起こし、頭はいちばん最後に上げるように意識。

監修者と書籍のご紹介

詳しい内容は、『子宮美人ヨガ』でチェックできます!
【著者】仁平美香(にへいみか)
【発行】主婦の友社

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